松下幸之助翁に学ぶ
私34歳の感動の記念日となりました。以来16年間「人生の生き方」を教えて貰いました。
松下翁とは 真面目。 親孝行。 何事にも熱心。 集中力がある。 真剣。 前もって発表する。 感謝する人。
常に前向きの発想。 自分は運が強いと言い聞かせた人。 小成功に甘んじなかった。 努力の人。
他人の意見をよく聞いた人。 社員を大切にした人。 部下育ての名人。 なぜ? なぜ?と追求した人。
成功するまでやり抜いた人。 これでいいと言う自己満足の無い、永遠の青年像を感じる人。
出会った人は皆感動を覚える人。 また逢いたい!何かお役に立ちたいと思わす人。
本当に人間的な魅力がある人です。
松下幸之助さんは 人が集まり、情報が集まり、仕事も集まり、結果としてお金が集まった人です。
前向きの発想
◎ 開業時 福島区大開町に開店して、大きく運が開くぞ!
◎ 本社移転 京阪沿線が 大阪から鬼門、京都から裏鬼門の門真へ(日本の地図を見れば、鬼門、裏鬼門になる)
◎ いつも不況と思って経営すればよい。 好況の時は利益が多く出る。
◎ 昭和初期の金融恐慌で取引銀行閉鎖時、住友銀行に借入依頼して初取引に成功(預金無の人に貸出した)
◎ 相性が悪い(ミ、ウマ、サル、トリ) 松下さんご夫妻は、午と申。 決して縁起など気にしなかった。
自分は運が強い!必ずうまくいく!(常に自分に言い聞かせていた)
自転車での集金時、電車に撥ねられた事故で ダメだ!と思ったが、かすり傷一つも無かった。運が強いなぁ。
天保山沖で海に落ちた事故では、夏で良かった。冬なら命が危なかった。運が強いなぁ
努力の人
◎ これで良いのか?もっと良い方法は無いだろうか?自問自答し続けた。
感謝する人
◎日本中の人がナショナル製品を愛好して呉れたお蔭で、松下電産はここまで発展した。
今では、ナショナルのマークのついた製品が日本中で入っていない家は一軒も無いだろう。全家庭がお得意さんです。有難いことだ。
◎ 毎朝まず仏壇を拝む。仏壇には二つの位牌が(松下家先祖代々の霊、松下電産物故者の霊)お蔭で会社は大きく発展しています。
◎ 工場見学のバスを一番最後まで頭を下げて見送っていたのは、松下 幸之助さんでした。
真剣
◎ 赤字は許されない。経営は真剣勝負だ。首を切られたら、来期頑張ること出来ないだろう。
◎ 著書の原稿は「て」「に」「を」「は」の一字一句にまで真剣に検討した。
◎ 何時も仕事の事ばかり考えていた。テレビニュースや新聞の広告を見ると、わが社のシェアーが何%位かを秘書に調べさせた。
◎ 宇宙の総ての物は、生成発展している。自分の考え方も停まると退化したのと同じだ。
社員を大切にした
◎ 昭和5年不況時、世の中は首切りが大流行。松下さんは苦楽を共にしてきた社員だからと一人も解雇しなかった。
◎ 転勤の辞令は、必ず直接手渡して「君しかいない。頑張ってほしい 君なら出来るぞ!」
上甲 晃さん 電子レンジの営業→政経塾 政治の素人ですからと直訴すると、君は素人か・・・よかった 素人だから良いんだ。
木野 親之さん 赤字会社出向命ぜられ(左遷かと悩んでいる時)「悪いと思う所を書き出してみなさい」と言われたので、
紙いっぱい書いて持参。「そこまで気が付いたか、後は出来易い事から一つ一つ直していけばいい。半分解決したようなもんだぞ!」
部下育ての名人
◎ わが社は、社員がよく働いてくれたからなあ・・・・が口癖だった。
◎ 部下の提案書を見て、「達成するには君ならどうするか?それはええなぁ もう少し良い方法は無いだろうか?」 2~3回繰り返して、
「よし それでいい やってみなはれ!」 蟻馬君 100%わしが思ってるとこまで来てなくても60~70%まで来ていればいいのですよ。
特に印象に残っていること(直接質問した)
1. 性格が前向きなのは、持って生まれたものですか? 努力してですか?
いくら寝ずに悩んでも、前向きに考えないと物事は決して解決しない。悩むのはムダです、最初から前向きに取り組めばよい。
2. 昭和52~53年頃 松下電産とトヨタが儲け過ぎとテレビ、新聞で騒がれた時
蟻馬君、商談するのに電話が2通話かかたのと1通話で商売成立したのでは、経費は半分だろう。
女子社員がうっかりして、伝票を書き損じたら経費は倍かかっただろう。わが社は全社員が経費節減を徹底して働いている。
松下電産が儲け過ぎと言われるのは筋違いだ!
3. 人使いの神様に 人使いのコツは?
社員に働いてもらうのにコツはない! 祈るような気持ちだ。
4. 松下さんは、何故前もって発表するのですか?(何年後から週休2日制を取り入れる。○○年には新製品を発売する等)
他社にバレてしまうじゃないですか。黙っていてやればいいと思いますが・・・
蟻馬君、口に出して言うと、8~9割出来たのと同じだよ
5. 心して見れば、万物ことごとく我が師となる。
吉川英治さんは吾以外皆師。 松下幸之助さんは森羅万象あらゆるものから学びました。
満開の桜を見て、厳寒の冬を耐えたから今綺麗な花を咲かせているのだ。僕も辛い時はじっと耐えなければいかんなぁ。
相撲観戦時、あの瞬発力が出るのは日頃からの物凄い鍛錬の成果だ。僕も普段から鍛え(体力、気力)なければいかんなぁ。
6. 成功の要諦は、成功するまでやり続けるところにある。途中で止めるのが失敗だ!
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