うううう


No.23『ローン・ウルフ』 2000.02.19

「あおおおおおおお~~~~~~~ん

近所のマンションの子供用すべり台が”金色の狼男”に占拠された!

「このくそガキども~~~。こいつは俺様だけのすべり台どぁああああ!

てめ~らぁぜ~~~~~ったい、すべるんじゃね~~~~ぞぉおおおお!!」

って、だれもいないじゃん。

そんな哀しいこと言うなよ、ゾル大佐ぁ~ (^^;


ゾル大佐のかっこよさには、しびれっぱなしでした。

「大幹部」「鞭」「ドイツっぽい軍服」そして「黒い眼帯」に「渋い声」、まさしく「悪の大幹部」!

そのゾル大佐の正体は金色の狼男(したっぱは銀色ね)、鞭で地面を打ち変身するのもかっこよかった。

しかし、

その最期はいまいちでした。いつものライダーキックではなく、ライダーパンチで倒されるのですが、

そのライダーパンチがよくない。

いや、ライダーパンチで倒すというネタはとてもいいのですが、撮り方がまずかった。

迫力の無い、へなへな~っとした、パンチドランカーになったカーロス・リべラのようなパンチなのでした。

リアルタイムで見た当時、いきなり興ざめしてしまいました。

力の2号の放つライダーパンチです。

今の演出なら頭をふっとばし、頭を失った身体がよろよろと数歩あるいて爆発!とか、

頭を失うも、腕は宙をさぐり、そのままスローモーションでゆっくり倒れて爆発!とか、

胸板をぶち抜かれ、空洞となった胸をおさえつつゾル大佐の姿に戻り、地獄大使のように

「ショッカーに栄光あれーーーーーーーー!」と叫んで爆発!!とか、

盛り上げて破れてほしかったなぁ。

**追伸**

狼男の片目もつぶれていて、「おお!ゾル大佐のなごりやね」と細やかな心遣いに感動したけど、

ゾル大佐、改造人間だったんなら「目、直してもらえよ!」