以下、さらに解命を追加します。

どのように大貴大冨であるのか大運を追って探ってみたいと思います。

その前に八字の喜忌を取ります。

格:建禄格

日干強

用神:丙

喜神:火

忌神:水木

閑神:土金(ほぼ喜)

調候:丙(やや不及)  

☆もう少し欲しい=火旺運には発現できるという意!

 

※土は天干に来ると問題なく丙あって木火土と流通ありですが、地支は3寅と剋戦して喜とは言い難いものがあります。 

 

※普通、雨水前の甲日干の八字であれば春木不容金です。庚金の剋は好まないというのが基本の看方です。本命は地支に寅が団結し、子水の慈木もあり日干強弱はかなり強いものとなります。扶抑的には庚金の剋も十分には受けてたつだけの強さがあります。却って虚浮の金が来たら衰神冲旺に近い状態になるものです。八字においては雨水前の生まれですから春木不容金に従えば良いだけの話です。八字の年月の財官は旺じ過ぎる寅木を制しきれないので八字内では喜とは言い切れない官殺です。有情であっても無力なのです。

 

大運:7才立運

07己卯  木旺運は喜はないですが位相高であり、丙火に何とか洩らして問題はないでしょう!やや木多火熄気味。洩身しにくく、甲や寅の独善的で奔放な悪いところが出やすく、性格形成期でもありやや問題か!!しかし八字は木火通明で丙火が透り流年の良いときは能力発揮して才知あり弁も立つと推せます。

17庚辰 大運での庚辰運は喜の傾向。前運とは打って変わります。用神の丙火は弱いので庚を制するほどの強さはないですが煅金します。この運は木火通明というのではなく、庚金劈甲の形となり、官殺の喜象が大となる命運どおりをひた走ることとなるでしょう!!当時は政府高官でしょうか!!科挙の時代であれば合格しますでしょうし、現代の多様化した中でも社会貢献は群を抜き、発展の道は開けるでしょう!現代なら文系での発進となります。

 

27辛巳 辛金は火旺の死金で無情無力。本大運はどちらかというと八字のとおりに木火通明の方向に戻ります。時干の丙火は大運支に通根して強まり日干甲は洩身し食傷の喜象大となります。また大運支巳火は月干の戊を生じて庚官殺を強める意もありますので官殺の喜も同時に望める八字です。日支子水は沸水し燥湿は燥に傾きます。流年での水年、湿土年は喜が増すことになると推します。

以下、大運は省略します。

37壬午

47癸未

57甲申

67乙酉