いつかは僕もお遍路さん 第七話 平成18年4月22日
![]()
≪第六話 第八話≫
散歩気分でお遍路 第三十番札所 百々山 善楽寺
2006.4.22(土)高知美術館にて、
オカリナ演奏者・本谷美加子さんのコンサート(無料)がある。
本谷美加子さん、先ごろまで高知新聞にて「お遍路さん日記」が週1回連載されていた。
これが良かった。読んでいて、何度も彼女の感性の素晴らしさを感じさせられた。
どんな人なのか触れてみたいし、オカリナ演奏はどんなものなのか、興味があったので
もりちゃんに「行ってみんかよ」と誘ってみたら、
予想外にも、「行こうか」、との返事が返って来た。
「オカリナ」と言えば、キョンキョンの
『♪プップップップッ、プププー♪ ♪プップップップッ、プププー♪』
しかしらんけど…
そのコンサートの2日前のことだった。
もりちゃんが突然、コンサートに行く前、お遍路さんしょうか?
一宮(いっく)にある『善楽寺』に行こうか。と言った。
何を思っての発言かわからなかったが、まだ参拝に行っていないお寺なので
行ってみようか。とすぐ同意した。
前日、会社前に9時集合と約束した。
善楽寺、会社から約6Kの距離だ。
散歩気分のお遍路と言えようか…
4/22、キッチリ9時に軽い気持ちで会社前を出発。
会社はお城の真下にあり、お城が見える。
天守閣に人が登っているのが見えた。
まだ9時だと言うのに、早々に開いているんだね。
『励め』(舘ひろし 信長風)と口に出し、北に向って歩みを始める。(なんのこっちゃ)
土佐女子高の隣に
山内家15代の墓標(?)があった。
大河ドラマ『功名が辻』
この原作:司馬遼太郎著・全4巻を最近読み終えたところなので、
山内家に少しばかり関心を持ったところだ。

ところで、山内一豊は高知に来て2年足らずで亡くなっている。
その後15代も藩主として続いたのかと思うと
なんか壮大な時代絵巻を感じた次第だった。
いや、そんな大層なものでないか…
高知駅を東に横切り、北に向って歩く。
「善楽寺」はっきりした場所がわからないが、一宮を目指して歩く。
一宮の奥の方だ。
初めての、街中歩き遍路の感じだ。
歩道がしっかりあるので、歩きやすい。
でも、歩いて目にする風景が街中なのは少々味気ない気がしないでもないかな…
車屋さん、パチンコ屋さん、病院が目に着くなあ〜、と思いながら歩く。
どの辺りからが、一宮なのかわからないが、もうそろそろかな。と思える。
けど、「→善楽寺」の標識が全くない。
(目にすることができなかっただけかもしれないが)
一宮には「しなね様」と呼ばれる、有名な神社のお祭りがある。
その少し向こうに善楽寺があるはずなんで、標識はなくとも、善楽寺への道は間違っていないことを確信して安心して歩く歩く。
ちょっと腰に痛さを感じながら、歩く歩く。
10:28、神社に着いた。土佐神社と言うんだ。知らなかった。
で、その土佐神社の入り口に「→ 善楽寺」の看板がある。
うわっ、善楽寺ち、しなね様の横なが…
思いも掛けぬ、早々の到着だった。
先に、土佐神社に行ってみる。
砂利道が神社に向かって真っ直ぐに伸びる道はなかなかの情緒を感じる。
お祭りの時は、この両側に露天がズラリと並ぶのかな…
と、想像すると、かなりの壮大さを感じる。
輪抜け様があった。
左・右・そして左に廻るとの注意書きがあった。
もちろん、その通りやってみた。
そして、ここにも山内家の遺産と言えるのかな
1649年 二代藩主・山内忠義 作
『鼓楼』と言うなかなか立派な建物があった。


その他、お堂もなかなか立派な感じだ。
わりといい雰囲気だなあ〜 と土佐神社にいい印象を持った。
(後日、「土佐神社」のホームページを見たら、
見るべきところを幾つも見逃しているのだが… まあ、いいか、また今度。)
土佐神社から、善楽寺へ
ほんと、すぐ隣の敷地だ。
入っての第一印象が、「なんか狭い。窮屈だなあ〜」のイメージだった。
土佐神社が広々としていたからかな。
もりちゃん、霊場初参拝

『安産』の神様が有名とのことだ。子供への祈りの願掛け(?)が目についた。

「天国で幸せに暮らしていますよね」
「元気な子供を授かりますように」
「水子供養 のりこ」
赤い布に手書きの文字が書かれ、それを子供地蔵もどき(?)に括り、吊るしている。
僕なんかの想像及ばない、いろんな思いがこの子供地蔵もどき(?)に篭ってるんだろうな。
子供は何にも勝る宝物なのかもしれないね。
手を、深く合わせ、合掌。
今年、僕は本厄のようだ。
厄除けのお守りを買った。

今年も来年も無病息災でいきたいものだ!
11:09 本堂に一礼し、善楽寺を後にする。
朝、入って来た砂利道を帰る。
この一本道いいわ。
ジャリジャリと真っ直ぐなひっそり感ある1本道。
チューリップの
「長い長い一本道の〜♪」ちゅう唄を思い出した。
と、言いながら、この唄、この1部分しか知らんのやけど…

参拝を終え、進路を高知美術館へ。
本谷美加子さんのコンサートは12:30開場 13:00開演だ。
善楽寺から美術館への道は街中から少し離れたのどかな風景だ。
それほどの距離でもない。
散歩がてらにゆっくり歩く。
昼食は美術館近くのラーメン屋とした。
ビールでカンパイ。
ラーメンはあんましおいしくなかった。
高知のラーメン屋、ほんと、ハズレが多い。歯がゆい思いを何度もする。
おいしくないラーメンは、後味が悪いものが胸に(腹に?)残り気分が悪い。
まあ、その店に入った自分が悪いんだから仕方ないかな…
店を出ると、小雨が振り出した。
「昼から雨」との天気予報だったが、ほんま当る。凄いもんやわ。
(いつも思うが、馬券もそれくらい当たりたぃ〜)
ちょっと駆け足で美術館へ、
12:30ちょっと過ぎに美術館に着いた。
すでにコンサートが行われる中庭にはいっぱいの人だ。
イスは最前列だけしかなく、その後ろに立っている人がたくさんいる。
開演30分前だというのに結構な人だ。
当然ながら、イスはもう空いていない状態。
入れなくなるかもしれないので、
12:40前くらいから、中庭に入って立って開演を待った。
待つことがしんどいし、腰が痛い。
けど、オカリナ演奏楽しみだ。
心に響く音色が聞けるかも…の期待を持って待つ。
13:00になり、本谷さん登場
いきなり始まったオカリナの伸びやかな音色にビックリ。
想像していた音より、透き通った音だった。
それと、あんな小さなオカリナから大きな音がでるのは驚きだった。
穏やかなメロディーが続く。
春にちなんだ童謡はなかなか微笑ましかった。
お遍路をしている時に作った曲です。と、紹介し、「新曲です」と言って演奏した。
いい感じだが、お遍路にはつながらない。
いや、シルクロードと言えば、喜多郎、
お遍路と言えば、本谷美加子、
と、つながる曲がこれからまだまだ生まれるかもしれない…
腰が痛い。
演奏を聞く心地良さよりも、腰の痛さが上回ってきた。
もりちゃんに、「出ようか。」と、聞くと、
もりちゃんも、ちょっと疲れていたようで、出よう。とのこと。
演奏30分くらいで中庭から出た。(演奏は1時間くらいの予定だった)
もっと知っている曲もやってほしかったな。との思いを持った。
そうそう、「北の国から」で、オカリナの曲があったなあ(?)
誰のテーマだったかなあ…
あの曲やってほしかったな。と思ったりした。
まあ、この日は、本谷美加子さん・オカリナ演奏、
見れて良かったな、聞けてよかったな。と言う感じだった。
と僕は軽く思うものの、本谷美加子さんのオカリナの演奏、たくさんの人の心に何かを
届けたんだろうな。
オカリナが売ってたら、買おうかな。
と、思ったけど、売っていなかった。残念。

初めて行った美術館。
その日は竹林寺襖絵展、ヨーロッパ美術展、なるものを開催していたのだが、
入場料を払って見る気持ちにはならなかった。
文化に触れる、心に潤いを与える、いい機会だったのかもしれないのにね…
何かを感じたい心が足りない? 自分自身にちょっとガッカリかな…
散歩がてらに、気軽に善楽寺、美術館と歩いて廻ることができた。
うんうん、軽やかなフットワークをこれからも大事にしたいものだ。
色んなものに触れること、感じること、体験すること、大切にして行って
人生を少しでも楽しんでいきたいものだ。
心を豊かにして生きたいものだ。
![]()
≪第六話 第八話≫
「いつかは僕もお遍路さん」トップへ ![]()