いつかは僕もお遍路さん 第六話 平成17年12月24日
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≪第五話 第七話≫
クリスマス参拝なのだ〜 第二十八番札所 法界山 大日寺
12月24日、今日はクリスマスだ。
クリスマスなのに久々にお遍路さんしようと思う。
クリスマスに参拝は如何なものか…
との思いを持ちながら、10時50分部屋をでて、大日寺に向っていざ出発だ。
クリスマス参拝なのだぁ〜
鏡川沿いのホテルCatsleの前を通り過ぎる
クリスマスイヴ、若いカップルが昼間から「イヒヒでウフフ・・・」満員かと思った。
ノレンもどき(?)をくぐり、車が何台あるものかと見た。
3台だけであった。
そうや、昼間っからイヒヒでウフフは早いろう。
昼間はどこか一緒に出掛けて、夜にイヒヒで・・・もうえいか。
クリスマスシーズン、いや、12月早々から街中にクリスマスの曲が流れる。
浮き浮きした気分になる年もあるし、うざったく思える年もある。(こっちが多いか)
クリスマスのない国に行きたいなあ〜
そんなこと思った時もある。
いや、そんな寂しいことを言うのは止めておこう。
みんなが楽しい気分だクリスマス。
1時間くらい歩いて、はりまや橋の電車通りの交差点に出る。
お腹が空いた。
ココ壱番でカレーを食べようと思った。
先日、ココ壱番が惣菜屋に代わっていたのを見てショックを受けた。
ココ壱番、大学時代、京都にて友達に「辛いカレーがあるき」と誘われて入り、
初めてお金を出して『カレー』を食べたお店である。
『辛さ・3倍』を食べた。
ほんとに辛かった。汗がボタボタ。
食べ物を食べて汗があんなにでたのは初めての体験だった。
そのココ壱番がその10数年後に高知に出来た時、うれしかったことうれしかったこと。
そのココ壱番がなくなったのでちょっとショックを受けていたが
北に100Mくらい行ったところに移転したとのことだった。
で、その移転先に初めて行った。
ココ壱番に入るとクリスマスソングが流れていた。
やっぱり今日はクリスマスなんだと再認識。
エビ煮込みカレー300グラム・「3辛」を注文した。
それと、まだ陽は高いのに、また、これからお遍路すると言うのに
ついつい「ビール」と注文してしまった。
3倍カレー、辛い辛い。
で、ビールがなおおいしい。
そんで顔が赤くなった。(鏡を見ずとも顔が火照って赤さがわかる)
食べ終わって、鼻だけ赤かったらトナカイモードやなあ〜と思いながら店を出た。
(トナカイの鼻ってほんとに赤いのか?)
酔ってはいないが、顔が火照っている。
酔いを醒ましながら国道に沿って歩くこととする。
高須にあるBOOK OFFに寄った。
「ルーキー」と言う野球漫画(全24巻)を集めている。
まだ持っていない5冊を購入した。(あと1冊で全巻揃だ)
それと、ヒット曲で覚える韓国語(105円)ちゅう本を買った。
BOOK OFFを出て、その韓国語の本をチラチラ見ながら歩く。
故・尾崎豊の「I LOVE YOU」がある。
これ、韓国語版でも結構ヒットしたらしいなあ〜
これ、作った時、彼は17の時だ。
17歳でようこんな名曲を作ったもんやと改めて感心する。
「アイラブユー」は韓国語では「サランヘヨ〜」だったかなあ〜と思いながら歩く。
「アイ ラービュー」鼻歌唄いながら歩く。
いかん、お腹がキュルキュル言いだした。
ほんとお腹が弱い。
けど、大きな通りはコンビニが幾つもあるので安心だ。
ウンチをしようとコンビニでなく、TSUTAYAに入った。
最近、北の国からスペシャル編のDVDのレンタルを探している。(ダビングしたい)
ここのTSUTAYAでも探したけどもなかった。
レンタルされてないのかねえ…
と、ちょっとガックリしたあと用をたしてスッキリ。
TSUTAYAを出てまだまだ歩く歩く。
2時間も歩いていないのに踵(かかと)、足首が痛くなる。
身体がなまっちゅうのう〜 を痛感。
もっともっと日頃から歩かんと
もっともっと日頃から運動せんといかんと反省だ。
反省ばかりが人生だ。
もうすぐ南国市に入るかなあ〜のところのとある国道沿に
「高知競馬場」行きの看板がある。
塗装がハゲていてかなりボロっちい。
塗り直すのが無理なら、退けた方がいいのはなかろうか。
目にして気分のいいものではないぞ。
と、目にした時いつも思う看板だ。

道路を挟んだその向かいにはサラ金の店が4軒並んでいる。
なんぼまで貸してくれるがやおか。
30万円なのかなあ。
4つの店で続けて30万借りて、
明日の有馬記念のディープインパクトに賭けるのもよかろうか…
そんな想いが頭を掠めた。
いかん、邪念や雑念や。
『空』を目指して歩かんといかんのや…
空飛ぶディープのこともしばし忘れることとしよう。
(余談 ジャングルポケットが思い出されるので4つの中ではポケットバンクがいい感じか?)

12月24日、クリスマスだ。冬だ。
風が冷たい。
片方の手をポケットに入れながら歩く。
マナー悪いかなあと思いながら歩く。
物部川の橋では風が強かったこと冷やかったこと。
思っていたよりも早く「大日寺」の大きな標識まで辿りついた。
「あと3K」の表示である。
目的地までの距離がわるので、標識を目にすることは歩いていてうれしい瞬間だ。

『龍河洞』に『のいち動物園』の標識もある。
このあたりは高知県内でも有数の観光スポットだなあ〜
と感じながら歩く。
北に向って歩いていると、ほどなく龍馬歴史館の看板が出てきた。

おお、こんなところにあるのか龍馬歴史館
まだまだ観光スポットがあるもんだ。凄いぞ野市町。と、さらに感心する。
ただ、龍馬歴史館、これ、見学にくる人おるがやおか?
年間何人くらいの集客力ながやおか??
月100人、年間1000人届かないのでは???
そんな風に思えて仕方ない。しょぼい。
(いや、実際のところ、この龍馬記念館、人気あるのかもしれん。よく知りません。
私の勝手なコメントです。関係者のみなさまゴメンなさい。)
蝋人形がたくさんあるとのこと。
何故に蝋人形なのか、意味がわからん。
♪ 霧も立ちこむ、森の奥深く〜♪ 蝋人形の館と呼べるのか???
龍馬、龍馬、龍馬、県外の人にとって、高知と言えば
「坂本龍馬」(と「四万十川」と「カツオのタタキ」)であろう。
県外客が訪れてみたくなるような龍馬さん施設が出来たらいいのになあ〜
龍馬歴史館を通り過ぎる。
もう少しで大日寺だと思ったところ
チャリーンチャリーン、後ろから鈴の音が聞こえた。
振り返ると、お遍路さんが歩いていた。
本日、やっと目にしたお遍路さんである。
路を先に譲って小さく目礼。
ほどなく、へんろ路を示す立て札が現れた。

示す方を見ると草むらの中に人が歩ける路がある。
『これや、これや、これこれ。』
『へんろ路はこれよこれ。』
うれしい気分になる。

この人気ない草道が結構続くかなあと思っていたが
少し歩くと民家も出てきた。
ちょっと違和感。
ここに住みゆう人はお遍路さんみんなに
『お接待』ちゅうもんをするのだろうか…
それやと大変やねえ… と余計な心配をしながら歩く。
へんろ路、10分歩かないほどで大日寺門前に到着。
門前に立つ。
帽子を取り、会釈して、本堂への階段を登る。
敷地内に入るとお遍路さんが「ゴーン」と鐘を鳴らしていた。
勝手に鳴らしてエイがかよ。
と、思いながら、僕もつきたいなあ。と思いながら、その横を通り過ぎた。
人気(ひとけ)がない。
ちゅーか、人がおらん。
鐘をついている人と他には1人しかおらん。
やっぱり、クリスマスは、お寺の参拝なんかする日やないがやろうか…
まあえい。祈ろう。
と思うものの...
本堂の前に賽銭箱がない。
それと、ジャランジャラン鳴らすたくさんのヒモと大きな鈴もない。
なんでや。
冷やいし、人がおらんので、中にしもうたがやおか…
ふざけちゅう、なめちゃあせんかよ。
ちょっとムッとする。
いかん、参拝で腹を立てるなんて最低や。
形にとらわれることない。
賽銭箱なくとも、ジャランジャランなくとも、祈りは心でするもんやで。
『残念な気持ち』を『悟りの気持ち』で上書き(?)するつもりでそう言い聞かせる。
厄入りした2005年、特にケガ、病気なかったことに感謝の礼。
それと、いつも思うことだが、
『何事にも、もっと一生懸命やりますき、見守ってつかあさい。』と願い手を合わせる。
それと、オマケに明日の有馬記念、当ってちょ。と祈りをつけたした。

お寺の敷地内には僕の他にはだーれもいなくなった。
僕の貸切状態や。
これなら、誰にも気兼ねせず、鐘をついても良かろうか。
そう思い鐘の前に立つ。
「浄財」と書いてある賽銭箱に10円入れた。
そして、もっと偉くなりたいぞ、
カルロス・『ゴーン』(?)と言いながら 鐘を付いた。
心地よい音が ゴォォォォォォォォォォ〜ン と響きわたった。
ォォォォォォォォ〜ンが長らく響きわたった。
ひんやりとした中、心に響く心地よい鐘の音だった。
僕も人の心に響く行をしたいものだな…
礼をして大日寺を出る。
大日寺前の売店に入る。
お店の人は誰もいなかったものの、センサーにて家の奥で音がするのが聞こえた。
すると、「ドタドタドタ」と音をさせて店の人が降りて来た。
そんなに音立てて『品がないなあ〜』と思いながら、何か声掛けてくれるのかな。
『いらっしゃいませ』ちゅうのは、こういうお店では間違っているかなあ。
と思っていると、
息を切らせ、「お疲れ様でした〜」が客(僕)を迎える第一声だった。
「お疲れ様でした〜」とは、うまい声掛けだと感心。
少しグッズを見せてもらったけど、特に買いたいと思えるものはない。
申し訳ないなあ〜と思いながら、
「どうもありがとうございました」と言い。店を出ようとすると、
「ありがとうございました」との声が返って来た。
思いもかけない『ありがとうございました』の返事にジーンと来た。
「走って降りてきてやったのに、なんちゃあ買わんがかよぉ〜」
そんな気分になってもよかろうに、
心のこもった(気がした)『ありがとうございました』の言葉は僕の心に響いた。合掌。
『ありがとう』この言葉、これから、う〜んと大切にしたいと思った瞬間だった。
大日寺が立っている山から降りる。
16時30分前である。
歩いて帰ったらあと5時間か…
歩けないことはない。と思うけど、今日はよかろうか…
いや、参拝に来る前から帰りは歩くつもりなくJRにしようと思っていた。
野市町、以前はJR通ってなかったけど、数年前から、後免・奈半利線が開通している。
(後免・奈半利線、1回しか乗ったことない)
大日寺から野市駅まで歩くと。
やなせたかしキャラクター作・のいちどんまんが笑顔で僕を迎えてくれた。(?)

17:50発の高知行きJRに乗った。
18:15に高知駅に到着だ。
4時間以上歩いたのに、帰りはたった25分かよ。
便利だなあ〜と思うものの、歩くことにちょっと儚さを感じたりもした。
いや、その儚さが尊さなのだ?
儚さこそが空??
空を求めて歩くのだ???
いかん、何書きゆうかよーわからん。
まあもっと歩いてみよう。何か感じることができたら、それは幸せなことだ。
けど、昔の人はようけ歩いたんだろうなあ〜。感心するわ。
そうだ、龍馬さんは東京への道のり、どれくらい歩いたんだろうか…
ふと考えたりした。
⇒ 東京 の矢印もなかろうに、迷いながらもどんだけ歩いたことだろう。
何度かチャレンジしながら、いつも1巻途中で挫折した『竜馬がゆく』
この冬には最後まで読破することとしたい。
で、また来年はもっともっと歩くこととしよう。
心も身体も寒さを感じたクリスマスお遍路だった。
PS
ドラマ『あいのうた』ちゅうのを最近見た。
えいドラマやった。
人が優しい。
見ていて何度も何度も涙が出た。
そのワンシーン
「クリスマスって何の日?」
と子供に聞かれ、お父さんが答えた言葉は
「今、生きていることを感謝する日だよ」
なんとも素適な言葉だ。
また、クリスマスでなくても、
生きてることに感謝して日々を過ごしていきたいものだな。
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