最終更新日 2021年1月5日

LaTeX で囲碁の作図をするために必要なこと
   囲碁のプログラムを作ってみたくなったのですが、そもそも囲碁が よく分かっていないので、囲碁を勉強してみようと思いましたが、 囲碁の図面を手書きするのが大変なので、 CTAN の go.sty と関連フォントを使って、 LaTeX で囲碁の作図をすることに 挑戦してみました。
  「LaTeX グラフィックスコンパニオン」 ASCII には碁の紹介がありますが、 そもそも本に書いてあることが出来るまでの道のりが分かりませんでした。
  以下は、ともかく、こうすれば出来たという私のための覚え書きです。

  但し、この mf ファイルにはバグがあります。黒石の39番と 白石の39番が29番と表示されます。 これは、次のように修正して、上の処理を繰り返せばいいです。 go1black.mf をエディタで開き、中程の beginchar(39,24/22size#,23/22size#,1/22size#); "pion czarny z 39"; currentpicture := black_circle - digit[2] shifted (.5w-1.1dig_w,11/24w-.5dig_h) - digit[9] shifted (.5w+.1dig_w,11/24w-.5dig_h); showit; endchar; の記述を beginchar(39,24/22size#,23/22size#,1/22size#); "pion czarny z 39"; currentpicture := black_circle - digit[3] shifted (.5w-1.1dig_w,11/24w-.5dig_h) - digit[9] shifted (.5w+.1dig_w,11/24w-.5dig_h); showit; endchar; に変更する。さらに、 go1white.mf をエディタで開き、中程の beginchar(39,24/22size#,23/22size#,1/22size#); "pion czarny z 39"; currentpicture := white_circle + digit[2] shifted (.5w-1.1dig_w,11/24w-.5dig_h) + digit[9] shifted (.5w+.1dig_w,11/24w-.5dig_h); showit; endchar; の記述を beginchar(39,24/22size#,23/22size#,1/22size#); "pion czarny z 39"; currentpicture := white_circle + digit[3] shifted (.5w-1.1dig_w,11/24w-.5dig_h) + digit[9] shifted (.5w+.1dig_w,11/24w-.5dig_h); showit; endchar; に変更する。

この方法は MusicTeX の導入にも有効な方法でした。

 しかし、上に述べた方法は、手間がかかって大変です。うまい方法を ロシア語を LaTeX に導入していて発見しました。 lh を CTAN から取ってきて、その中にあった install というファイル (INSTALLATION OF LH FONTS AND THEIR LaTeX SUPPORT) を見ていて、 以下の方法でよいことが分かりました。