埼玉県庁に行って来ました
2月28日午後3時から
埼玉県庁を訪れ、福祉部社会福祉課の霞悦雄副課長と同課保護担当の岸田正寿主幹から埼玉県独自に実施している「生活保護受給者チャレンジ支援事業・アスポート」について説明を受けると共に意見交換をしました。
同事業は平成22年9月から始めた「生活保護受給者に対する総合的な自立支援の取組み」で、県が事業を民間団体に委託して「教育・就労・住宅」の三つ分野から生活保護を利用している方々への支援事業です。
教育支援については、高校進学に向けた支援や地域の学習教室で個別に勉強を教える。
就労支援については、適正に応じた職業訓練の受講から再就職まで一貫した支援を行う。
住宅支援については、無料低額宿泊所から、民間アパートや社会福祉施設などへの入居を支援する、と言う取組みです。
このアスポート(「明日に向かって船出する港」と「明日へのサポート」を意味しています)の5つ特徴としては、
1.県が事業の実施主体となる。
2.全県の福祉事務所が対象。
3.就労・住宅・教育をトータルで支援。
4.民間団体との積極的な連携。
5.待つのではなく、手を伸ばす支援、です。
通常は主体は市町村ですが、県も汗をかくという姿勢です。教育の支援では県内の大学と協定を結び、学生のボランティアを出してもらい、学生も現場で教育のあり方を学べると言うものです。
徳島県でも私が、生活保護世帯の児童を対象に学習教室を開設すべきと質問し、その後、県が生活保護世帯に対する調査を行い、現在、学習教室も含めて検討している事を話し、埼玉県のこの3年間の取り組みについて意見交換を行いましたが、大変有意義な話を聞く事が出来ました。
また、埼玉県の挑戦として「生活保護200万人時代の処方箋」と題した本を記念に頂戴しましたが、同県の取組みに感心すると共に、徳島県でも良いところを学び導入すべく取り組んでまいりたいと思います。
3月1日午前10時に徳島県東京本部を訪れ、小笠原章本部長と2名の副本部長から同本部の現況を聞きました。
県内の神山町、美波町、三好市でのサテライトオフィスの誘致の取組みや効果等について説明を受けました。誘致企業間で連携が出来たり、誘致企業から関係企業に本県のサテライトの情報が提供されたりして良い循環になってきているとの報告がありました。また、進出した企業もステイタスが上がり、PRにもなり、業績の向上に繋がっているとの報告もありました。
また、私からは剣山を
トレイルするコースの提案等、観光振興についても意見交換をしました。
※トレイルランニング(Trail running)は、ランニングの一種で、舗装路以外の山野を走ることをさす。