県土整備委員会県外視察に行って来ました
7月18、19、20日と県土整備委員会の県外視察で北海道に行って来ました。
18日には小樽港を視察し、鉄道記念館で小樽市の担当者から小樽港の整備計画の説明を受けた後、小樽築港周辺地区や臨港地区の整備状況を視察しました。
また、同市ではクルーズ船の誘致にも力を入れており、この日夕方6時に市内のボランティアの方々と一緒に、出港するクルーズ船「ふじ丸」に小旗を振る活動に参加しました。徳島では県が管理している港湾施設を、小樽市が管理運営している事に街づくりに取り組む意欲を感じました。
19日午前には
石狩川流域下水道を視察しました。徳島県の吉野川流域下水道と比べるとはるかに進んでおり、汚水処理率が高い事から発電、汚泥のリサイクル等に取り組んでいる事に感心しました。徳島県も関係市町村での接続率が高まる工夫が必要と思いました。
午後からは函館に移動し、翌日、20日午前に国立の都市公園の五稜郭に二年前に再現された
「函館奉行所」を視察しました。函館市の担当者から公園整備の概要の説明のあと、同公園を視察、奉行所では館長の案内で施設の説明を受けました。土木遺産、文化財としても高い価値を有している事がよく理解できました。
この後、地域高規格道路の函館新外環状道路を視察しました。現在、函館市を通る高速道路と函館空港を結ぶ地域高規格道路の計画について、国土交通省の担当者から街の発展と併せて産業道路を整備したがその後、さらに市街化が進み、渋滞が起こっている状況等の説明を受けた後、函館空港近くのところででも説明を受けました。現在、35分かかるところを8分に短縮できるとの説明でしたが、26年に一部供用するが全線開通は不明との事でした。
本県は南海地震の備えが喫緊の課題ですが、社会基盤の整備は前倒ししてでも集中的に行う事が求められていると思います。それが、景気対策や雇用の確保にもつながるものと思います。
今回の視察で学んだ事を、9月議会で反映させていきたいと思います。