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総務委員会で北海道の視察に行きました

 8月8日から10日にかけて、総務委員会で北海道の視察に行ってきました。

 8日の午後3時から稚内市役所を訪れ、過疎対策について同市の現状と課題及びその対策について調査しました。私は未婚対策やロシアとの交流について質問しました。

 9日午前に「稚内メガソーラー発電所」を訪れ、同市の担当課長から説明を受けたあと、施設の見学を行いました。この施設は国が同市と山梨県北杜市の2ヶ所で5年間実証実験を行い、この4月から同市に無償譲渡されたもので、自然環境において積雪、寒冷など気象条件が非常に厳しい日本最北端の地と言う事で選ばれたとの事です。ネドの研究成果の公表がされていない事や無償譲渡の条件、また今後、国の買取制度,、発電送電の分離の問題や送電線の容量の問題等様々な問題がある事が良く判りました。
 さらに、風車発電についても課題がある事がわかりました。

 午後3時からは札幌に移動し、札幌市の文化芸術振興の拠点施設である「札幌芸術の森」を訪れ、同施設の施設と事業概要の説明を受けた後、ボランティアガイドから野外彫刻の案内をしてもらいました。
 私はこの施設については二度目の視察で、説明の後に、高齢化が進んでおり、高齢者対策や広大な施設で車の利用が多いため「パーキングパーミット制度」の導入の検討についてお聞きしました。

 10日の午前9時30分から北海道議会を訪れ、北海道庁の行財政改革の取り組みと北海道のエゾシカ対策について、それぞれ担当者から説明を受けると共に委員から質問を行いました。
 私からは行財政改革について、組合との交渉状況や道職員の声についてお聞きしました。

 エゾシカ対策については道内に65万頭を数え、農作物に50億円の被害があり、市町村では対応しきれない事態となっており、道としても専門的な組織を設置し、関係自治体や自衛隊との共同対応をしたことの説類を受けました。私からは自衛隊との共同における問題点や食材としてのPRの状況についてお聞きしました。

 自衛隊との連携は来年も継続する方向だが、基本的には農業関係者等による対策をしっかり立てて対応したいとの説明でした。また、イノシシや猿は存在せず、エゾシカの料理方法の小冊子を作成し、消費の取り組みをするなどエゾシカ対策に全力を挙げている事が伺われました。
 新千歳空港の売店でエゾシカのジャーキーを購入し、食べてみましたが結構いける味でした。

 北海道でも今年の夏は格別の暑さとの事でしたが、徳島よりは涼しく感じました。