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宮城県を視察してきました

 7月15、16、17日とかけて、東日本大震災の宮城県の被災地を視察してきました。

 15日には、仙台国際ビジネスサポートセンター(愛称アクセル)内にある宮城県の仙台塩釜港湾事務所を訪問し、同事務所の所長の石澤秀春氏と徳島県職員として派遣されている南部県民局の大林史典氏から、仙台港の被災状況の説明とコンテナターミナル等の視察を行いました。

 地盤沈下が約70センチある事から、今後の復興計画において港湾全体の沈下対策の必要性とその対策の困難から、被災状況の厳しさを実感。東北の物流の主要港湾である仙台港の、早期復興が大事であると感じました。

 16日には、今回の津波被害の甚大さが取り上げられている、南三陸町の志津川町にある志津川高校を訪れ、避難所の所長の山内広氏の説明を受けました。同高校の避難所の皆様にお見舞いのご挨拶をさせていただきました。また同町隣の歌津中学校の被災地を訪問し、同町の被災状況の視察をさせてもらいました。

 志津川高校では、本県の南部県民局から派遣された龍田さんや、南三陸町の職員の山内広氏、被災者で同被災地のリーダーの佐々木光之氏らから、同地での被災状況を動画で拝見させてもらいました。その後、同校の体育館の被災者にお見舞いを申し上げました。

 午後には南三陸町の歌津中学校を視察し、徳島県商工労働部の北井勢司氏や同町職員の畠山えみこ氏から、避難所の状況や東日本大震災当日の状況・課題についてお聞きしたあと、気仙沼市内の被災状況を調査し、仙台へ移動しました。

 17日の午前中には、石巻市内の調査を行い、日和山から同町内の被災状況を視察。午後には町全体が壊滅的な被害を受けた女川町内や東松島の野蒜地区、松島の七ヶ浜等の被災状況を視察した後、帰徳しました。

 3泊2日の視察を通して、現地の被災状況の厳しさをあらためて実感すると共に、政府をはじめ行政の素早い対応と政治のリーダーシップの大切さを実感しました。

 また、猛暑の中で被災地の各地で支援をしている、全国の各界のボランティア団体の皆様の取り組みにも心から敬意を評します。

 今回の視察を通して、その教訓を本県が向こう30年以内に起こると想定されている南海地震対策にどう位置づけるのかが課題であり、県議会議員としての私の使命と役割が問われています。

 私も微力ですが、県民の生命と財産を守るのが県議会議員の使命と役割である事をあらためて実感しました。