座・高円寺を視察してきました
5月21日、東京杉並区高円寺にこの5月完成した、杉並区立の文化芸術の施設「座・高円寺」を視察してきました。同施設の地下には「阿波おどりホール」が設けられています。
この4月に高円寺のNPO法人東京高円寺阿波踊振興協会の役員の方から同施設が5月に完成する事をお聞きし、今回の視察となりました。
桑谷哲男支配人から、説明を受けながら施設を見学させてもらいました。
同施設は杉並区に初めて誕生した本格的な舞台芸術のための施設で、地上3階、地下3階、伊東豊雄氏の設計で舞台芸術の創造と発信、そして、地域に根ざした文化活動のための3つのホールと、稽古場や作業室、演劇飼料室、カフェがあります。
そして、今や2日で120万人が集まり、本場を越えると言っても過言でない街の魅力を担う阿波踊りの練習や普及に使用する阿波踊りホールがあります。お聞きするとこの夏に向けて区内の阿波踊り連の練習スケジュールで一杯との事でした。
谷支配人からは、公明党が文化芸術振興基本法の制定に尽力してくれてから文化芸術の予算が増えたと、公明党を評価してくれた発言があり、うれししく思いました。
これで、今後高円寺の阿波踊りは益々発展すると確信しました。徳島も本場として負けないようにする必要があると痛感しました。
→座・高円寺のHP
また、前日の20日には高円寺に次いで阿波踊りが盛んな、埼玉県南越谷の阿波踊り振興協会の中内啓夫会長とお会いして、初代会長であった同氏の父親が何故阿波踊りを越谷で普及させようとしたのかとの歴史をお聞きしました。
3年前に亡くなった中内氏は土成町の出身で、裸一貫でバナナを売る商売から始まり、現在では南越谷で住宅関連の会社ポラスグループを創立し、2000名の社員を抱える立志伝中の方です。2008年で第24回を数え、50万人が集う南越谷阿波踊りを築き上げ、正調阿波踊りを普及しようと懸命に頑張ってくれています。
本場の徳島としても高円寺や南越谷他の地域と連携して、阿波踊りの振興とお互いの発展を図る取り組みが今後必要と思いました。