公明党県議団で佐賀県を視察してきました
4月2日、3日と公明党県議団の長尾と大西の2名で、佐賀県の佐賀城本丸歴史館と佐賀県畜産試験場を視察してきました。
2日午後2時過ぎから佐賀県庁の近くにある佐賀城本丸歴史館を視察、松尾みどり副館長に挨拶した後、ボランティアのガイドさんの案内で歴史館の概要と運営について説明を受けました。この施設は博物館法の原則に基づいて、無料で見学が出来、ガイドも100人位いるとの事でした。
鍋島藩の城でそのとき建築された藩主の執務施設がそのまま残っていいる部分と最近再建した部分とあり、施設も国・県・市がそれぞれ管理しているとの事でした。
当時の木造建築を再現しており、大変歴史的にも価値のある施設との説明がありました。
鍋島藩や佐賀県が戦国時代から現代まで、薩摩藩や長崎奉行所や熊本鎮台の影響を受けてきた歴史が、ガイドさんの丁寧な説明で大変良く判りました。ガイドの方のレベルの高さに感心させられました。
天気も良く、城内の桜も満開で県内外の観光客が多数訪れていました。
翌3日は午前9時半から武雄市武雄町にある佐賀県畜産試験場を視察し、長友邦夫場長と市丸浩昭副場長、脇屋裕一郎特別研究員から、豚舎の汚水からリンの回収技術について説明を受け、同施設の見学をしました。
現在、中国からリンの輸入が無くなり、肥料として重要なリンが世界から枯渇しかけている事から、国の指導でリンの回収について、佐賀県と神奈川県と沖縄県でこの3年間研究が進められ、ほぼリンの回収が出来るようになり、次の段階として普及に力を入れたいとの事でした。
佐賀県では畜産業者を環境問題から守る事に力点を置き、伊万里焼等のセラミック製品をリンが結晶化するMAP反応に使う事に成功し、地域の産業も活かせる方法を開発していました。
今後、全国の畜産研究所や畜産農家にこの研究やシステムが普及する事を期待するとともに公明党としても現在、石田祝稔衆議院議員が農林水産副大臣に就任している事からこの研究を理解し、党としても取り組んで欲しいと思っています。