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経済委員会の県外視察に参加しました

 7月28日から30日にかけて、経済委員会の県外視察で長崎県・佐賀県・福岡県の視察に参加しました。

 28日には長崎県総合水産試験場を訪れ、同施設の所長らから同施設の取り組みの説明を受けると共に施設を見学しました。

 同施設の隣には独立行政法人の研究機関や長崎大学の研究施設もあり、東シナ海の研究を日中韓の関係者で進めたいとの目標を持ち、海洋資源の確保に取り組んでいる事に同水産試験場の役割の大きさを感じました。

 また、とらふぐの追跡調査を関係県で取り組んでいる事にも感心しました。

 29日には、午前に島原の雲仙岳災害記念館で、雲仙岳噴火災害復旧治山事業について長崎県の農林関係者から説明を受けた後、同施設を見学しました。

 午後には佐賀県伊万里市にある伊万里木材コンビナートを視察し、中国木材株式会社伊万里事業所で同社の担当者から同コンビナートの設置経過の説明と同社の取り組みを聞いた後、同事業所の施設を見学しました。

 大分県や宮崎県等から運び込まれた丸太が広大な敷地にうず高く保管され、それが加工所に運ばれ、自動的に製材されるシステムには感心しました。

 同施設内にはバイオマス施設も設置されており、全て無駄なく処理されています。

 30日には、午前に福岡県若宮市にある、トヨタ自動車九州株式会社宮田工場を視察し、若宮市の担当者から同工場の誘致の経過と現状について説明を受けると共に同施設の生産ラインの見学をしました。

 若宮市の担当者からは市営住宅や教育体制等の受け入れ態勢が不十分で、人口の増加に反映していない事が課題である事の説明をありました。宗像市や北九州市等の周辺から通勤している実態が良く判りました。しかし、自動車会社の誘致が関連会社の誘致などに与える影響の大きさを改めて実感しました。

 午後からは福岡県東区にある雁ノ巣レクレーションセンターを視察し、同施設の担当者から施設の説明を受けた後、アビスパ福岡の練習場となっているサッカー場を見学しました。元飛行場の跡地の利用と言う事でその広大な敷地に野球場が11面ある事にも驚きました。

 福岡市だけで人口が143万人いる事を思うと同施設の利用は今後益々高まってくると思われました。

 大変暑い中での視察でしたが秋の定例会に参考になる県外視察となりました。