危機管理部の審査で質問しました

 6月28日、県土整備委員会危機管理部の審査で、昨年2月議会本会議の一般質問で質問した、救急医療電話相談「♯7119」について質問。
 今回の大阪府北部の地震に触れ、救急車の出動について、県が今月26日に県民に向けて「救急車の適正利用」のお願いをホームページに掲載した事を取り上げました。

 ホームページでは、平成28年に救急車の出動件数が34,019件、前年より1,211件増加し、実際に搬送された方は31,780人で過去最高。この内、軽傷の方は14,470人で約45.5%であり、1分1秒を争う重症者への対応が遅れてしまう事があると説明されている。私が昨年質問した、救急医療電話相談「♯7119」の必要性を改めて指摘しました。

 国は不急の抑制、救急医療体制円滑化、安心安全の提供、軽症者割合の減少の効果がある事から、救急安心センター事業で「♯7119」を現在7地域を全国に普及を推進。現在、東京都、奈良県、大阪府、福岡県、札幌市、横浜市、和歌山県田辺市が実施。平成29年後半から宮城県と神戸市が予定、平成30年以降に広島市が予定されている。隣の香川県は「♯7119」以外で、夜間のみ実施している事を紹介。その後の徳島県の対応と早期実施を強く求めました。

 また、ホームページに掲載しただけでは県民には伝わらない。どのような取り組みをしていくのかも質問しました。

 佐藤消防保安課長からは、「♯7119」の効果は認識しているが、関係者との協議や費用等の課題があり、現在、徳島県メディカルコントロール協議会で議論している、との答弁がありました。
 私がいつ迄に結論を出すのか、と再度質問すると、1年以上かかるとの答弁であった為、朝日部長に質問。森副部長から、ご指摘は理解しており、早期に作業を進めたい、との答弁がありました。
 県民への周知については、消防関係者をはじめ様々な会合や広報を活用して対応したいとの答弁でした。