保健福祉部の審査で質問をしました
6月28日の文教厚生委員会・保健福祉部の審査で次の4点を質問しました。
1点は、「地方独立行政法人徳島県鳴門病院」について、純損益が3670万円である。透析事業が午前のみで午後に実施していないが検討しているのか? また、五階が空いていると聞くが、検討されているのか? 質問しました。
担当からは、午後の透析の実施も検討する様伝えたい。五階の利用は広域的に検討したい、との答弁でした。
広域的との答弁を受けて、以前知事が、本県が糖尿病死亡率ワーストワンを逆手にとって打ち上げた「メディカルツーリズム」のその後の実施状況を質問しました。
併せて、中国の人から、徳島県の何処で診察を受けたら良いかとの相談を受けた事を紹介しました。
担当の説明では毎年数件かゼロの時もあり、軌道に乗っているとは言い難いものでした。
私は、東京都オリパラを迎えるにあたり、外国人の交流が増える事を見据えて団体・個人に関わらず相談受付窓口を、商工労働観光部とも連携を取り設置すべきと提言しました。
担当からは、商工労働観光部とも相談して検討したいとの答弁でした。
2点は、過日の県南部視察を通して、要介護者や障がい者向け『お接待』として『介護施設を活用した宿泊や休憩』の提案をしました。
これは、要介護者や障がい者の旅行支援や、里帰り支援で県内への観光客増にもつながるものです。
車椅子使用者用客室や多機能トイレで、車椅子使用者用やオストメイト対応が出来るホテル等は徳島市内とか限られている。介護施設は山間部にも必ずあり、休憩にはディサービスやデイケアが多数あり、宿泊にはショートステイ、サ高住、住宅型有料老人ホームの空き部屋がある。
また、看護師等もおり、夜間は職員が常駐して安心出来る等の利点がある事を説明して、厚労省や国交省に地方創生の観点から政策提言をして欲しいと要望しました。
県からは先ず、県庁内で議論して関係者にも意見を聞いて国に提言すべきかを検討したいとの答弁でした。
3点は、高齢者の一人暮らしの問題を取り上げ、安心して暮らす為に成年後見人として地域包括ケアシステムの中に全県下に約400名いる行政書士の活用を提言しました。特に包括支援センターの職員だけでなく、ヘルパーなどの高齢者に直接接する立場の方々に情報を提供する事が大事と指摘しました。
4点は、公的年金を受け取る資格を得るのに必要な加入期間の短縮を公明党が主張して、今年8月以降、25年から10年に短縮された。無年金者が年金受け取りの請求手続きを請求漏れを防ぐ為に、市町村や民生委員、老人福祉施設の協力を得て手続きの支援に取り組んでいるが、県としても市町村と連携を取り請求漏れを防いで欲しいと要望しました。