農林水産部の審査で質問しました
2月28日の経済委員会、農林水産部の審査で次の質問をしました。
一点は繰越明許費が一般会計で26事業で約62億円、変更が15事業で62億円で合計約120億円となっていることを指摘して、計画に関する諸条件によるとの説明では良く分からないと指摘すると共に、併せて県内の経済対策としても早い執行に英一取り組むべきと指摘しました。
知事が所信説明で発言した、高付加価値化や差別化による六次産業化の推進が不可欠であり、それを支える人材の育成を進めるとの内容に触れ、徳島経済に寄稿されている元県教育長の西池氏裕氏の論文での徳島県の農商工連携に関する提言を紹介し、徳島県の大学には農学部が無いことから、農商工連携を主体とする大学学部の設立すべき、地域経済を主目標とした経済学を研究する機能を具備させること、植物工場の経営を地域の農工業者を中心とする新たなビジネスモデルを徳島発として成功させることの提言に対する見解を聞くとともに、私は四国で徳島県だけが農学部が無いことを指摘し、現在の徳島大学の農工商連携センターを農学部、もしくは農工商連携学部にすべきと提言しました。
部長と農林水産技術統括本部長からは、知事も農学部が無いことは問題意識を持っており、国からの予算の獲得にも大きなメリットもあることから我々も希望しているとの答弁がありました。
そこで、委員長に委員会として国に本県への農学部設置の要望書を提出を提案し、全員から賛同を得て、文案は正副委員長に一任する事になりました。
また、林野庁から知事への間伐材及び間伐材利用の推進についての協力依頼を取り上げ、本県が豊かな森林を守る条例を制定した事を契機に間伐材利用の推進状況を聞くと共に、間伐材を配合した紙カップを使用する自販機の設置の検討を促しました。