過疎人権対策特別委員会で質問しました

 3月6日、過疎人権対策特別委員会で次の質問をしました。

問1.先日の3月3日午前の「耳の日」記念の福祉大会と、午後からの街頭啓発活動を紹介し、聴覚障害者の団体から要望のあった「県立中央病院」における手話通訳者の設置について取り上げました。平成26年度にはハード面の整備が終わるが、総合メディカルゾーンとしてのソフト面の問題として、聴覚に障害を持つ患者に対応すべく、最近全国的にも増えている手話通訳者を大学病院とも連携して病院に常時設置すべきと提言しました。

答1.コミュニケーションの方法として手話は大事な意思疎通の言語であり、大学病院とも連携して前向きに設置の検討を進めたい。

問2.災害時の避難所に、視聴覚障害者等の対応として手話通訳者や要約筆記者、及び介護者等の派遣システムを確立すると共に、「徳島県社会福祉協議会」が行うボランティアセンターの事業の中にも組み込むべきと思うがどうか。

答2.これまで関係団体とも連携してきているが、普段の連携交流が大切であり、さらに交流を深めて効果的な対応が出来るようにしたい。

問3.特別支援学校の寄宿舎指導員の採用試験について質問し、県内の現状と年代別の内訳を聞くと共に直近の採用試験の時期と今後の予定について質問しました。

答3.現在正規職員は26名、期限付職員は25名。年代別は50代が6名、40代が15名、30代が5名。採用試験は平成17年に実施して以来、これまで実施していないが、現在進めている盲聾学校の26年のオープンの状況も判断し、早期に実施したい。

 この答弁については、20代がゼロである事から寄宿舎指導員の重要度から判断して継続的な指導が必要な事を指摘し、25年、26年の内にも採用試験を実施すべきと指摘しました。

問4.本会議で生活保護世帯の児童に対する学習教室の開設について、2月25日の一般質問の翌日27日に熊本県の担当者を招いて福祉事務所等の関係者による研修会を行い、実施に向けての検討をするとの事だったが今後の取組みについて説明を求めたい。

答4.学習教室の開設に向けて、引き続き関係者による検討を進めていきたい。

 この答弁については、先日、埼玉県庁を視察して生活保護世帯の児童の学習教室を3年間実施してきた説明を受け、結果が出ていることを紹介し、重ねて早期の開設を求めました。

問5.今回の予算で三好市の箸蔵地区の授産施設で作る弁当を障害者が限界集落の高齢者を訪問し、届けると共に安否確認を行う全国初の取組みが成功する事の期待を述べ、今後の県下での展開についての見通しを質問しました。

答5.今回の事業は予算ゼロ事業で、国のモデルとしても成功させたい。また、県下には10地区程度、良く似た地域もあり、今後は県南部の地域でも検討を進めたい。