親の会の要望に同席しました
11月25日午後1時半から徳島県議会応接室で「徳島県聴覚障害児・者を持つ親の会」の田岡会長らと
「文字情報ひこばえ」の大平代表らと共に、徳島県教育委員会の特別支援課と保健福祉部障害福祉課の担当者に要望活動を行いました。
例年開催しているもので、既に事前に提出していた、聾学校の在籍生徒数にかかわらず各専門教科を担当する教員の配置や、聾学校各部に専門の指導ができる教員の配置、徳島市内の新町小、助任小、佐古小、富田中、徳島中の難聴学級への担任等の要望、特別支援教育トータルサポート事業の一環として、他県の教育委員会と連携する事により、県外での修学旅行や遠足における要約筆記者の派遣の要望や、人工内耳体外機買い替え費用助成について県側から回答がありました。
・聾学校の教員の配置については、学校訪問や学校長とのヒヤリングを行い、学校の実情に配慮した人事配置に努め、今後とも一層の教育効果が計られるよう適正な配置に努める。
・厳しい定数状況の中、特別支援学級担任の配置に努めている。また、専門的知識を持った教員の配置については、市町村教委や学校長の要望、各学級の実態や課題等を踏まえ、今後とも適切な教員配置に努める。施設設備の充実に関しては、設置者である市町村教委に対して働きかけていく。
・要約筆記者の派遣は本県と福島県のみで、他県の教委との連携しての派遣は困難な状況である。しかし、本県としては、現在は学校への派遣のみとなっているが、来年からは学校外への遠足等への派遣も可能とする方向で検討している。
・人工内耳体外機の助成は、手術医療費に対しては医療保険が適用され、公費負担医療の対象になり、それほど多くの自己負担は伴わない。人工内耳体外部装置・電池の交換は自立支援医療費は対象外となるが、破損等による交換は医師の判断に基づき医療保険の適用も可能となり、県単独医療費助成制度も利用できる事から、人工内耳体外機の修理や備品の購入は必要な場合、医療保険の対象となるべきものであり、国の動向を注視したい。
終了後、親の会の皆さんと懇談しましたが、有意義な要望が出来たと喜んで頂きました。