体験発表大会で挨拶をしました
9月23日午後1時から徳島県郷土文化会館で「第63回徳島県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会」が、定時制生徒や県教育長ら定通教育関係者が集い、盛大に開催されました。
私も毎年来賓と審査員として参加しており、いつも感動させられています。来賓の挨拶では3.11の東日本大震災や今回の台風12号や15号による被害で、人間関係の「絆」の大切さが指摘されているが、本日、発表する人と応援する仲間の絆をさらに深めて欲しいと期待の祝辞を述べました。
8名の生徒から、それぞれ小学校や中学校時代にいじめにあった事、両親の離婚や貧困、不登校等の体験から定時制通信制高校で同じ悩みを持つ仲間に出会えたり、先生に出会って乗り越えれた体験を7分で発表がありましたが、どの生徒も大変な悩みや苦労に負けず、発表するまでに至った経過を思うと本当に定通教育の必要性をあらためて感じました。
私も含む6名の審査員によって、最優秀賞には徳島中央高等学校通信制の松英久美子さんが選ばれ、賞状と記念品が授与されました。「私の道」と題して、親への反抗期を経て、16歳で妊娠して子どもを出産する事を契機に、彼との別れや中央高校への入学のきっかけ、親のあり難さを知った事等、赤裸々な体験に感動しました。今度は徳島県を代表して全国大会でも素晴らしい発表をしてもらいたいと思います。
あとの3名が優秀賞、他4名が奨励賞となり、それぞれ賞状と記念品が授与されました。