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とくししま円卓会議に参加しました

 6月10日午後2時から阿波市市場総合福祉センターで、とくしま円卓会議が、「ハンセン病問題を考え、共に学ぶ」と題して会場一杯で盛大に開催されました。

 この中には地元の市場中学校の生徒の代表も多く参加し、ハンセン病に対する理解を深める良い機会になったと思います。

 飯泉知事がコーディネーターとなり、パネリストとして、元患者で香川県の大島青松園の徳島県人会の松浦徳男会長、岡山県にある長島愛生園徳島県人会の吉田正衛氏、兄で大島青松園の名誉園長の長尾栄治、徳島県ハンセン病支援協会の十川勝幸会長、同会の理事の酒井重子さんが出席し、知事の挨拶の後、パネリストからそれぞれ近況・提言、意見が述べられました。

 パネリストからはハンセン病に対する差別と偏見にあった体験が生々しく語られ、国が控訴断念し、ライ予防法も無くなり、ずいぶん理解が進んだが、まだまだ差別と偏見はなくなっていない事をあらためて認識するとともに、その解消のために、本日参加した方々がそれぞれの場所で理解を深める取り組みをお願いしたいとの要望がありました。

 その後、会場参加者から質問がありましたが、私も元患者も高齢となり、時間も無くなって来ており、その意味で里帰りも自然体で出きるようにとの話を取り上げ、毎年、知事とともに大島夏祭りに参加する際に同園の納骨堂に献花しているが、本当の里帰りは先祖の墓に埋葬される事と思うが元患者の方々の思いはどのようなものかを聞きました。

 兄の話では控訴断念の前には無かったが、その後は先祖の墓の墓参や埋葬される場合もあるが全てではないとの報告がありました。また、兄からは両親が創価学会員で大島青松園を担当していた事からハンセン病に取り組むようになったことを紹介し、40年近くハンセン病に関わってきた事を述べていました。

 また、地元でハンセン病を取り上げた芝居をしている団体の代表からも質問がありましたが、芝居を始める前は全く認識が無かったが芝居を通して理解が深まった。そして、周囲の人達に聞いてもほとんど理解されていないと指摘されていました。

 私も今後も引き続き、ハンセン病に対する理解と認識を深めてもらう取り組みをしてまいりたいと決意しました。