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修の視点
お誕生日おめでとうございます。 今日は「天皇誕生日」とか。
子供の頃、「皇太子が天皇になったら誕生日が冬休み中なので一日休みを損するなあ」なんて思っていたっけ。
小学生の頃、ご成婚記念の切手シートも買ったなあ。
その明仁天皇も高貴ならぬ後期高齢者になったのに、終身制なので様々な行事に駆り出され身体が大変だ。
その多忙さは、昭和天皇の5倍とも10倍ともいわれる。 たぶん多くの国民は、僕も含め、ゆっくり休ませてあげたいと思っているだろう。
最近とみに、「皇室談話」には憲法や平和が混じるようになったが、アベ暴走・壊憲の動きが心配で、落ち着いてはいられないのかも。
天皇思いの右翼には、もっと「陛下のお気持ち」を大事にして、「不敬アベ」打倒を叫んでほしいものだ。
橋下市長の、過去のいくつもの大嘘発言を、僕は全部覚えている。
「府知事選への出馬は2万%無い」と言いながらアッサリ覆したし、「原発再稼働に反対」から180度変身した。
「一回だけ最後の審判」の住民投票に敗れて「都構想は断念」と言ったのに臆面も無く公約に掲げている。
ハシズムの言うこと為すことすべて、全然信じられないなあ。 「政治家引退」もきっとウソだろう。
こんな狂歌が浮かんだ。 「二枚舌 抜いてもすぐに 生えてきて エンマも激怒 おおさか維新」。
2015年10月24日(土) 観劇上京 \(^o^)/♪
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観てきた芝居は、バラエティに富み見応えがあった。
昴『谷間の女たち』が、特に骨太さで抜きんでる。 もう一つの「9・11」=チリの軍事クーデターが題材。 民主的な選挙で誕生したアジェンデ政権が武力で倒された直後の物語。 民政化は形だけで主導権を握る軍部に、知恵と勇気とで毅然と対峙する女性たちの姿が心を揺さぶった。
こまつ座『マンザナ、わが町』は10数年ぶりの再見。 「真珠湾」の翌年に始まった日系米人の隔離策への批判と、当事者の逞しさに拍手。 いつものことながら、キャスト更新に些かも揺るがない井上ひさし戯曲の生命力はすごい。
朋友『ら・ら・ら』は、高齢化社会に波長ピッタシの好舞台。 急転直下の難問解決には微苦笑したが、まさに定年退職者への力強いエールだ。「退職後の時間は神様がくれた贈り物」という台詞に頷き、「アンダンテ」のペースでゆったり生きていきたいと、誰もが共感するだろう。
民藝『大正の肖像画』は、新宿中村屋に集う芸術家たちの苦闘に温かい眼差しが注がれる。画家・中村ツネを中心にすえた群像劇で、彼の芸術と愛にまつわる葛藤、友情、肺結核…痛ましい。 いつか僕は、彼らの傍に立ち100年前の同じ空気を吸っているような錯覚を覚えた。
2015年09月06日(日) 宣伝カー廃止、だって
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土曜夜の市民劇場臨時委員会で、支出削減策の一環として、宣伝カー廃車、チラシの枚数減や、コーヒーマシンの廃止などを決めた。
「音の出る宣伝」でも新会員が増えることは殆ど無いが、元会員に市民劇場健在をアピールし、現会員の口コミ宣伝を後押しするという意義はあると思う。
ただ財政逼迫の折、年間出費15万円(会費5名分)でも厳しく感じるのだろう。 そんな委員長や事務局長の気持ちは痛いほどわかるが…。
今後戒めたいのは、全国で時々見られる「専従の給与カット」に踏み込むこと。 「貧すれば鈍」では、組織は弱体化するばかりなのだ。
僕が22歳で専従になった時に建設省の給与から激減したのは仕方ないとして、以降38年間で「減給」は一度も無かった。
70年代には規定の「ボーナス込みで年16か月分」のうち2か月分しか取れない年もあったが、幸い、後の会員増・財政好転によって、未払い給与は解決できたものだ。
ま、宣伝カーは元々、僕以外の役員は乗ったことがないので、僕の活動が一つ減ってラクになるだけかも。
今回の上京で、最も大きなハプニングは、旅の最後の最後、羽田空港で起きた。 チェックインする時、財布紛失に気付いたのだ。
免許証、カード2枚、健康保険証、現金2万?などが入っていたものだから、一瞬時間が止まる感じ。
冷静に思い出していったら、岩波ホールに辿り着く。 きっと、映画「沖縄 うりずんの雨」を見たときだ!
すぐに電話したら、しばらくたって「発見」の朗報! あの時の安堵感、幸福感っていったら、そりゃあ、もう! ♪\(*^▽^*)/♪
歓喜に浸りつつ、着払い・自宅郵送を頼んだ。 ありがとうございました! 岩波ホールさまさま。
それにしても、何も変わったことが起こらない「普通」って、どんなにいいことかと、改めて思った。 飛躍するけど、戦争法反対!
市民劇場専従時代は、昔からよく「あれだけ飲んで肝臓壊さないのが不思議だ」と言われ続けてきた。
しかし、今月は飲み過ぎ日がけっこう続いたためか、手のひらに赤みが目立つようになった。 ネットで調べたら肝臓が弱ってる印とか。
そこで、上京前に久々の血液検査。 昨日、結果を聞きに行ったら、「異常なし」。 ♪\(*^▽^*)/♪
でも、油断しないで、今後は「外での日本酒飲み過ぎ」に気を付けなくっちゃ。 数値で異常と出たら手遅れ、みたいなのが肝臓や腎臓だろうから。
2015年07月09日(木) 三平ちゃん、さようなら
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名物ドライバーの三平ちゃん(榧野明さん)の訃報が届いた。徳島でも何度も何度も「あん」で飲んだ。
おとうさんと慕った宇野重吉さんが「三平」の名づけ親で、忠臣蔵の萱野三平をもじったとか。
気さくで人情味があって、全国の鑑賞会にそれは多くの友人がいた。 僕も、みんなも、とても寂しくて深い悲しみに包まれている…。
数年前にパソコンを買い替えた時、うっかり録り溜め保存していた写真をすべて廃棄してしまった。
だから、三平ちゃんの写真も無し。 僕の中では、「あん」のママとの2ショットと、酔った僕との肩組みショットが最も強く記憶にある。
3人とも満面の笑み、それはそれは至福そのものの、いい写真だった。
11(土)の告別式には行けそうもないので、晩酌の際に献杯を重ねることになるだろう。
いつか、喪主の奥さんにはお悔やみを伝えたい。 るり子さんは、何せ、今治市民劇場の事務局長として、いっしょに活動した仲だもんね〜。
三平ちゃん、大事にしてもらった越路吹雪さんや宇野重吉さんとゆっくりご歓談を。 (^.^)/~~~
いよいよ、戦争法案は追い詰められている。
世論調査でも、「今国会で成立させるべき気じゃない」が、8割以上も。
国会答弁もデタラメ。
共産党の志位さんの追及で、「後方支援」という造語が、世界の常識では「兵站」ということを認めざるをえなくなった。
今ごろ安倍首相らは、戦争法成立への道は険しいゾ、「平坦」じゃないな、と感じていることだろう。
どんな言葉いじりをやっても、集団的自衛権を発動し海外派兵に踏み切れば、自衛隊員が「殺し殺される」事態になるのは明らかなのだから。
2015年06月17日(水) 見応えあった観劇上京
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昨夜、上京観劇から戻った。 4本とも見ごたえがあった。
文学座『明治の柩』は、明治の足尾鉱毒事件で奮闘した田中正造がモデル。
時代の制約と限界ゆえ、資本家+国家権力に敗れはするが、彼らの闘いは、現代の国民運動につながっている気がした。
文化座と東演の共同制作『廃虚』は、敗戦直後の学者一家の話。
左翼運動に加わる長男、特攻帰りの次男と、温厚でリベラルな父親らの論争が胸に痛く突き刺さる。
結論は観客個々に委ねられるが、誰もが現代日本のきな臭い動きに思いを馳せるだろう。 やはり、3時間の舞台は厚みと深さがある。
詩人・茨木のり子がモデルの『蜜柑とユウウツ』は、夫亡きあとの半生を3人の分身(幽霊)がたどるという構成が面白い。
いつもの「る・ばる」より笑いは少ないが、危うい現代を意識したシリアスな台詞が印象的で、優れた舞台になった。
俳優座『象』は、ケロイドを見せ語る被爆者と、その妻や医師ら周辺の人々を、独特のタッチで活写する。別役実の処女作とか。
いつものように奇妙な面白さを感じる。 ただ、正直、ちょっとした「未消化」感が残るのだが…。
観劇後の飲み会も楽しい。 今回は、松戸演劇鑑賞会の元事務局長・小野さん、徳島の橋本くんと飲んだ。
少し遅れて文学座の若手女優・伊藤安那さんが加わってくれた。やはり「おっさん」だけより楽しかった、かもね。 (^_-)-☆
2015年06月12日(金) 追い詰められて、自民…
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先の「憲法審査会」で、自民推薦人を含む3名全員が「戦争法案は違憲」と断じてから、推進派は右往左往の態。
菅官房長官は、「合憲という学者も何人もいる」と強がったが、実際にはそういう「お友達」は数名だとか。
逆に、「違憲」表明する憲法学者が増え続け、いまや220名もが「速やかな廃案」を求めているのだ。
業を煮やした自民・高村副総裁は、「決めるのは学者でなく政治家だ」と言い放った。
これは、「学者」を「国民」に言い換えてもいいだろう。 「上から目線」で問答無用、って感じ。
あげくは、集団的自衛権とは無関係の、古い古い「砂川判決」を、またぞろ持ち出した。 いったん引っ込めていた代物だ。
50年代に、米軍基地内へデモ隊が立ち入った「事件」で、東京地裁は「米軍駐留は違憲だから無罪」という判決を出したのだが、これに慌てた米国は、政府と最高裁に猛烈な圧力をかけ、判決を覆させたものだ。
米国大使と最高裁長官の密談も、後に明るみに出たほど、「米国追従」の典型とされている。
圧力に屈した最高裁が「米軍駐留は合憲」としたが、集団的自衛権の「し」の字もない「砂川判決」の引用は、いかにも的外れで道理が無い。 それだけ、世論に追い詰められているということだろう。
三週間ほど前に、市民劇場の用事で僕のサークルの山田さんを訪ねた時、うっかり宣伝カーをカーポートにぶつけた。
しかし、その時も、その後も、彼はず〜っと留守で、携帯も通じないし、とても気になっていた。
独り暮らしだったこともあり、まったくの音信不通が続いていたのだ。
それがようやく昨夜、弟さんと連絡がついた。 心配していたとおり、山田さんはちょっと前に救急車で運ばれ入院中だとか。
親しい彼と直接に話をできないままだが、親しき仲にも礼儀あり、やはり保険で修理することになった。
さっそく今朝、交番へ届け出。 すぐにお巡りさんが事故報告書を作ってくれた。 保険会社で必要なのだ。
早く修理が完了すればいいのに、と願う。 それはともかく、山田さんの病状が気がかりだ。 快癒と、市民劇場復帰を祈るばかり。
定年退職後も役員を続けているのは、市民劇場と「革新懇」だけ。
といっても、「革新懇」は山本事務局長への「負んぶに抱っこ」。
年に一度の総会も、僕は会場準備と受付、講演会の司会をしただけ。 もちろん、懇親会の会場設定もネ。 (^_-)-☆
講師は、神戸大学の名誉教授・横山良氏。
専門のアメリカ史から話を進め、現代日本の政治危機へと多岐に渡る、中身の濃い講演だった。
締めの言葉で、僕は「ポツダム宣言」にひっかけて、アメリカの忠犬ポチはダメだよと、首相に「ポチダメ宣言」をしたいと言ってみた。
でも、あまり受けなかったなあ。 お笑い界では、これを「すべった」という。 m(__)m
今朝の「しんぶん赤旗」に、観たばかりの俳優座『フル・サークル』と民藝『冬の時代』を評価するコラムが載っている。
まったく同感で、今のようなキナ臭い時代にこそ、こういう舞台が必要だろう。 警鐘は乱打しすぎるということはない。
娯楽作品ももちろんいいが、現代性を持つシリアスな作品が、やはり市民劇場の例会にほしい、と思う。
劇団青年座で『盟三五大切』という芝居があった。
作品内容とはまったく関係ないのだが、首相訪米のたびに、昔徳島新聞に書いたコラム「盟米国大切」というタイトルを思い出す。
蛇足ながら、同盟の盟という字は「かみかけて」と読む。
また今回も、安倍首相は、国会や民意を無視し、様々なお約束をしてきた。 一昔前なら、売国奴とか非国民と言われかねないことばかりだ。
その日米首脳会談が開かれたのが、奇しくも、1952年のサンフランシスコ条約によって沖縄の分離と占領継続が決まった日。
沖縄では、「屈辱の日」と呼ばれているそうだ。
そして今日は、40年前にベトナムがアメリカに勝利、戦争が終結した日。 忘れてはならない歴史、知っておくべき史実は多い。
先日、新宿・武蔵野館で見た、ベトナム戦争の記録映画『ハーツ・アンド・マインズ』は、聞きしに勝る傑作だった。
観てきた芝居で△はなく、行った甲斐があったというものだ。
◎東演『検察官』=色あせぬロシアの風刺喜劇。一介の下級官吏を上級検察官と思い込み、詐欺に遭う市長らは、いずれも脛に傷持つ面々だ。
ベリャコービッチ(演出)シリーズはやっぱり見応えがある。活力ある体育会系の舞台になった。
○文化座『稲葉小僧』=終戦後に探し当てた昔の恋人。 その苦境を救うやくざ者の人情物語で、短篇ながらけっこう感動的な佳作。
◎加藤健一事務所『ペリクリーズ』=シェイクスピアの中でも殆ど観る機会のない荒唐無稽で波乱万丈の冒険譚。
死んだはずの妻や殺されたはずの娘との再会がドラマティック。 数十年にもわたる長編だが、冗長に流されないことを意識した演出・演技で成功。
四国市民劇場活動交流集会から帰着。 今治のみなさん、お世話になりました。 m(__)m
遠く、埼玉県の大宮演劇鑑賞会から事務局長の輕部文子さんをお招きして、貴重な活動体験を聴いた。
徳島が4000名近い会員を擁したピーク(97年)の頃は、大宮はまだ600名前後だったのに、何と今や2000名突破!
「軌跡の躍進」と全国から注目される運動を展開しているのだ。
苦境にあえぐ四国にとって、もちろん僕自身にも、大いなる刺激を与えてくれた。
道筋は多様で「すべての道はローマに通ず」るのだろうが、「ローマは一日にしてならず」というのも真理なのだ。
組織原則の徹底、事務局長を要にした役員会の団結が不可欠で、やはり運動発展の「必要条件」ということが、改めて腹に落ちた。
さあ、また明日から、一歩ずつ前進しなきゃ。
菅官房長官らの口癖が鼻につく。 「粛々と」と繰り返している。
ふと、小学生のころから耳に残っている詩吟の一節が浮かぶ。 ♪べんせい〜粛々〜夜 基地を〜造る〜♪
「県民8割の反対」という絶対世論を尊重すべし。
必ず、しっぺ返しがくるだろう。 その片鱗が、「知事選3連敗」だ。 滋賀・沖縄・佐賀だから、自民SOS。
アベノミクスの最大の売りであり、最悪の詐欺ともいえるのが、「トリクルダウン」。
企業が儲かれば、その恩恵が下々にも「滴り落ちる」というものだ。 昔から労働者を丸め込むために頻用されてきた真っ赤なウソ。
そろそろこの骨董品級の「理論」はお蔵入りすべきだろう。
だから、昨年12月には、経済協力開発機構(OECD)も、「成長の恩恵が自動的にトリクルダウンすることはない」と認定した。
そして、日本では、鳴り物入りの「三本の矢」が「トリプル」ダウン…。
次は「消費税10%・原発再稼働・沖縄新基地」を、「トリプル」ダウンさせたいものだ。
今朝の「しんぶん赤旗」に(徳島・ルーキー)が載った。
今年初投稿、初掲載だ。 (*^_^*)
でも、大したデキじゃないので、次は「文章投稿」をしよう。
こうして、図書カードは増え続けるのだ。