反共攻撃 2003・2.・29掲載 徳島新報
選挙が近づくと、昔からいつもさまざまな共産党攻撃が出てくる。
古くは共産主義の考え方をねじまげたものが多かった。
私有財産は没収される、という類がほとんどで、「働かざる者食うべからず」という言葉もよく流された。
これなんか真意は、今流に言えば「不労所得への適正課税」といったところか。
旧ソ連や北朝鮮の悪行が「アカは恐い」といったマイナス・イメージを広げたのは確かだし、
天皇制政府による過酷な弾圧が輪をかけた。
警察に捕まるのはすべて「悪」と思い込まされ、極道になってもアカにはなるな、とう親さえいた。
21世紀になっても創価学会と公明党は、あいも変わらずデマ宣伝の急先鋒だ。
最近では不幸な医療事故やミス、拉致問題を利用した誹謗中傷が主になっており、
すでに小紙読者のもとにもそれが届いているかもしれない。 ご用心、ご用心。
目前の県議選と市議選も、デマと真実、反共と民主主義とのせめぎあいの場になるだろう。
「あなどるな恐れるな」だ。
歴史は着実に、日本共産党の主張してきた「正義と道理」を常識的なものに変えてきた。
今ではカビ臭いデマは通用しなくなったが、敵もさるもの。 あの手この手を繰り出す。
しかし、ひるまず屈せず的確に反証・反撃すれば、敵は去るもの。