はだしのゲン 2003・6.・8掲載 徳島新報 

 

 知事選を思い出すと今も口惜しさが蘇ります。でも私たちは、多くの無党派の人たちと手を携え、堂々たる闘いをしました。汚いデマや買収とは無縁の正義や良心に基づく訴えは、半数近い県民に受け入れられたのです。お疲れ様でした。新知事もこの多くの声は無視できないでしょう。歴史を逆行させようとする勢力との厳しいせめぎあいはまだ続きますが、誇りを持って前進しましょう。

 

ですが、時には息抜きが必要。すぐれた映画・演劇・音楽に浸りませんか。久々に「市民劇場」をお勧めします。誰もが知っている名作漫画『はだしのゲン』がすばらしいミュージカルになり、徳島へやってくるのです。原爆で父や弟を亡くした少年ゲンが、広島の焼け跡を明るくたくましく生き抜く姿を描きます。すでに全国の演劇鑑賞会やニューヨーク公演でも絶賛され、さらに四国の後には、ポーランドやチェコも巡演する予定です。

 

ここで朗報。市民劇場では史上初めて、県西部での観劇会も行います。7月19日、山川町アメニティセンター。継続を前提とした会員制ですので、通常は「一回だけ」は認めていませんが、山川会場に限り例外にしています。県西の友人にぜひ知らせてあげましょう。詳しくは、088-653-1752まで。

 

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