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こんな哀しい想いをなぜ記憶したままでここにいるの?
泣きたくなるような月よ こんな私をずっと照らして
私はいつまで 待っているだけなの?
出来るなら もう一度あなたの髪に触れてみたい
出来るなら もう一度あなたの名前を呼んでみたい
私の声で 私の想いを あなただけに伝えたくて
幾千年の時を経て 私はあなたの欠片にたどり着く
たとえ面影などなくても 私はあなただと解るから
あなたの声だけが暗闇の中にいた 私の心に届いてた
あなたのその光が 私を連れ出してくれた
こんな時代なのに こんな世界なのに
またあなたと巡り会ってしまう
それは予感 いつとは言えない遠い約束
青い透明な空が あまりに静かで優しいから
不意に涙がこぼれても
あまりに世界が美しいほどに残酷だから
それは一瞬の儚さ
涙の流せる人は幸せなのかもしれない
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