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今なら充分間に合う場所に立っている 退くのも自由だし 待つのも勝手 進むには勇気が必要 心では準備は出来てる あなたがいない世界と 存在する世界 どちらかを選ばないと 解っていても心はためらう
本当に大切な存在に 気付いても 退く事も時には大事 言わずが花と人の美学を 唇に小さな微笑と 瞳に想いを込めて 嘆く事は唯一つ 願わくは・・・
早くここから抜け出さないと もっと痛みがひどくなる 間違った恋心 消えてしまった夏の雑踏の中 気付かないままで 笑っていられる空間を願うから 出逢えた事は心にしまって 秘密は永遠に謎賭けのままで
ずっと行きたかった場所があった 青い海が遠くに見える坂の上 一度だけ訪ねてみただけの小さな街で 懐かしくて歩きながら 泣きそうになった こんな小さな存在の 誰かの記憶にすら残らない私を 知らない街なのに 心ごと受け入れてくれた あの思いを憧憬と人は呼ぶのかもしれない もう一度訪ねてみたい 静かな空間を心に持ってる
違う誰かになりたかった この宇宙に存在しながら 見知らぬ誰かかもしれない 一度出会った誰かかもしれない ただ 自分じゃない誰かになりたかった このまま呼吸も止めてしまってもいいと思った 生きているのさえ息苦しくて 立ちすくむ 自分という存在を消してしまいたかった
憧れたものは 手の届かない宇宙の果て 目に見えるものだけが 存在してる全てじゃない 本当に大切なものは 願う心の中に隠れてる たとえば夜空に浮かぶ星の煌きの声の中 優しく肩を包む月光の 想いを映す闇の中に 手を伸ばして触れるものだけを 見ていたら 何も見えなくなるから 時には瞳を閉じてみて |