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街が足を止める 雨足が強くなるから 雨に打たれて歩くのを 子供みたいだと笑うけど 雨が全てを流してくれるなら ずっと濡れたまま何処までも ガードレールに座って 通りすぎる車の流れに いつかのあなたが笑ったようで 振りかえる 濡れた髪は雨のせい 頬を流れるのも雨のせいにして 春の嵐が過ぎていくのを ずっと肌で感じていたい
誰もいない空間に 独りきりで浮かんでる 空から降りしきる 雪が静かな音を立てる この瞬間は誰のものでもなくて この世界は果てしなく広くて 雪が降る中 春の足音を探して歩く
白い花びらが風に舞う 春の訪れは いつも優しく季節を彩る 淡い微かな春の匂いが 3月の空気に馴染んでいく 優しい心にさせてくれるのは 何故春なんだろう いつまでも 重いコートを着ては歩いていけない 桜の花びらを 心にまとって 歩き始める
誰かを大切に想う気持ち 自分以外の誰かのために存在している 恋をしていた時間の輝きは 色褪せても消えない誇り その想いを否定しないで
こんなに広い世界なんだから どこかで逢ってたかもしれないね すれ違う人込みの中 雑踏の片隅 すれ違った瞬間 出会えるほんの少しの確率 気の遠くなるほどの一億那由他 時間を積み重ねて生きて 記憶の片隅に残る憧憬に君を想う 願いはいつか叶うから 見失わずに手を離さずに 振り返るその瞬間まで 解けない謎を紡ぎながら
溜息をついたのは 君の心がわかりすぎるから 手を伸ばしても触れれないのは 心だけじゃないんだ 名前を呼んで すぐに答えるから 目を閉じて 心を澄まして ずっと君を探してた 遠く離れてるのに 不思議ね そばに君がいる気がする 今 ついた溜息の分 恋が遠のいていくよ だからお願い 心の中では笑っていて
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