おとぎ語り
遠い異国の騎士が1人で、夕陽の中、馬に乗って駆けていくのを
月だけが見ていました。
遠く離れた故郷で、たった今消えていった
ただ1人のお姫様を心に抱きながら。
どこまでもどこまでも 馬は走っていくのです。
たとえ、地の果てだろうと どこまでも
ただ1人の人を追いかけて。
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