リナリア
気付いて欲しかっただけ 私は他にはなにも望まない
あなたのそばでみつめて 暮しているだけで幸せ
あなたの視線が誰を追っているのかは解ってた
多分私と出会う前から ずっとあなたが探してた相手
でも一度だけ言わせて 振り向いてもらえなくても
…好き… という感情を心に抱いて生きてる
明日は もうあなたとお別れかもしれない
死との背中合わせの日々
こうしている瞬間にもあなたが傷付いているのかもしれない
そう思うと 私の命を代りにと願ってしまう
…やめろよ… って不機嫌な横顔
…お前らしくないぞ… それが答え?
背筋を伸ばして深呼吸 素直に泣けるのは私らしくない?
笑顔が似合うのも私じゃない?
あなたは笑うのね そうやって線を引いて
今日で最後にするから 今は泣かせて
リナリアの花に託すから あなたの部屋の窓辺に置いて
誰からなのか気付かないで 風で種が根付いただけだと
私の好きな花だったなと いつか話した事があったよね
覚えてるはずもないけれど あなたの優しさは私には向けられない?
あなたの瞳に私を映すことはない?
初めて好きになれた人があなたで良かったと今でもそう思うよ
あなたを好きでいる事が私の誇りに変わる
リナリアの花言葉 私の恋を知ってください