さやまの会 号外   25/3/13
石川一雄さんが無実を晴らせないまま逝去
      ~残された私たちで見えない手錠を取り外そう~
石川一雄さんが3月11日に逝去されました。奇しくも第1審の浦和地裁での死刑判決が下された日での計報となりました。
ここ数年、持病などの体調面の関係から毎年来会していた本会の総会には2020年が最後となっていました。
一雄さんは仮釈放後も支援者のことを思い、自らを律し特に健康面に気を遣いながら生活を続け、無実を勝ち取り支援してくれた皆さんに恩返しがしたいと自分のことを後回しにする人でした。
無実となれば第2の故郷である徳島県に帰って、夜間中学に通いたいというささやかな願いすら叶うことがありませんでした。残念でなりませんが石川一雄さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
残された私たちの活動については次のとおり幹事会で確認しましたので会員の皆様におかれましては、再審開始、無実を勝ち取るまでご支援、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
緊急幹事会を開催し、今後の活動について協議
3月112日に緊急幹事会を開催し、今後の活動等について協議を行いました。幹事会では冒頭に木村代表から第3次再審闘争の見通しとして、
①石川一雄さんが亡くなったことにより、再審請求の手続きは終了されること、②手続きの継続を申し立てても結果として棄却されること、③石川早智子さんが再審請求権者として新たな再審を求めていくこと
が想定されると現状の見通しが説明され、今後の活動について協議
を行い次の確認事項を決定しました。
(1)引き続き住民の会を存続し石川一雄さんの無実を勝ち取る
(2)5月10~11日にかけて行う狭山現地調査を予定どおり実施
(3)石川一雄さんの計報を受け、共闘団体と街宣活動等を企画する