適正ワイヤーを使用していますか?
- 溶接ワイヤーは、メタル系やルチール(スラグ)系のフラックス入りワイヤーとソリッドワイヤーに大別できます。(シールドガスを使用しないノンガス ワイヤーも存在しますが・・・・)CO2/MAG溶接は、フラックス入り、ソリッドどちらでも使用出来ます。(MIG溶接の場合はソリッドを使用します。)
- 例えば、軟鋼や高張力鋼用の溶接をソリッドワイヤーを使ってCO2溶接する場合、溶接電流約200Aを境にして、薄板であればYGW12(JIS)の規格のものを、厚板であればYGW11の規格のものを使用します。また、大入熱、高パス間温度用であれば、YGW18の規格のものを使用します。
- MAGガス(アルゴンにCO2を20%ほど加えたもの)用であればYGW15 YGW16等となります。
- ここでは、ステンレス鋼や、アルミなどの非鉄金属用については省略しましたが、要は”母材の種類や厚さ、その他、溶接施工条件を考慮して適切な銘柄を選択してください。”という事です。
- 神戸製鋼所製 SE-50T(YGW12)
- 同社製 MG-50(YGW11)