溶接溶断用アセチレンガスの逆火防止器について (単瓶の場合)

・ガス切断の場合、逆火は、主に火口周辺でおこります。供給されるガスの流速が酸素と可燃性ガスの混合ガスの燃焼速度より著しく遅くなり、そのバランスが崩れた時、ガスや炎が逆流します。
・逆火防止のためには、始業時のガスパージ(手順があります。)や、逆火防止器の設置が有効とされています。

溶接溶断用のアセチレンガスの消費設備については、一般高圧ガス保安規則第60条13号で逆火防止器の設置が義務づけられています。(ちなみに違反者は30万円以 下の罰金に処せられます。)
・乾式安全器は1年に1度の自主検査と3年に一度のメーカー(または指定業者)による再検査が推奨されています。(写真は装着例です。)
・酸素に関しては逆火防止器の設置について、法的義務はないので説明は省略しますが、機器の損傷や、配管やホースの内面の汚れに起因して逆火や発火がおこると言 われています。

  

 

 

                       アセチレンガス用乾式安全器(逆火防止器)装着例            酸素用乾式安全器 装着例
           
                                  (ヤマト産業叶サ マグプッシュ 調整器出口、左側に装着))



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