教法はもと差(たご)うことなし。牛と蛇との飲水のごとし。 |
【虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば我が願いも尽きなん】
【外には俗風を示し、内には真道を淳(あつ)くす】
外には世間のしきたりをおろそかにせず、内には常に真理を求めて止まぬ
【安楽都史(あんらくとし)本より来(このか)た胸中なり 】
極楽世界は自分の心の中に在るものである
【一芸(いちげい)是れ立つ、五車(ごしゃ)通(とお)し難(がた)し】
一つの道を極めなさい
【若し自信を知るは 即ち仏心を知るなり】
2005.2/26UP
【物の興廃は必ず人に由(よ)る】
【教は是れ迷方(めいほう)の示南なり。衆生の迷衢(めいく)を開示す】
【六大の遍ずる所、皆是れ我が身なり】
【彼は己(おのれ)に大我(たいが)にして能く阿字(あじ)を覚る】
【曲直(きょくちょく)、用に中(あた)って損ずること無し】
【六道四性(りくどうししょう)は皆是れ父母なり】
【法雷(ほうらい)は永蟄(えいけい)の仏性を驚かす】
【忽(たちま)ちに顕(あら)われ忽(たちま)ちに隠(かく)るること、
還(かえ)って泡沫に似たり】
【生(しょう)は昨日の如くなれども、霜鬢(そうほう)
忽(たちま)ちに催(もよお)す】
【空谷(こうこく)の応(おう)、器(き)に遂(したご)うて
行蔵(ぎょうぞう)す】
【体用(たいゆう)大(おお)いに奇なるは我が大師
薄伽梵(ばがぼん)其の人なり】
【十界の有る所、並びに是れ我が心なり】
【賢愚(けんぐ)、器(うつわ)に随(したが)って績(せき)あり】
【甘露(かんろ)は樹王(じゅおう)の根葉(ねは)に灑(そそ)がん】
【二親(にしん)の恩は、身を粉(こ)にしても報(ほう)じ難(がた)し】
【興廃流塞(こうはいりゅうさい)、人を待ち時を待つ】
【近くして覩難(みがた)し、高(たこ)うして感じ易(やす)し】
【若(も)し無我の大我(たいが)を求めば則(すなわ)ち
遮那(しゃな)の三密(さんみつ)即ち是(こ)れなり】
【黒暗(こくあん)は生死(しょうじ)の源(みなもと)
遍明(へんみょう)は円寂(えんじゃく)の本(もと)なり】
2006.7/3up
【此の身脆(あやう)きこと泡沫の如く、我が命の仮なること夢幻の如し】
【智鏡(ちきょう)を心台(しんだい)に懸け、醍醐を宝殿に甞(とう)めん】
【自身他身、一如と興(とも)んじて平等なり】
【合会(かつかい)、離るること有るは、大師の誠言なり】
【日車(ひしゃ)駐(とど)まり難く 人間変じ易し】
【居諸駐まらず、歳、我と与ならず】
【朝な朝な、夜な夜な衣食の奴(ど)に労(つか)れ、歳歳、月月恩愛の縄に繋がる】
【仏の三密は何れの処にか遍ぜざらん】
【殿(でん)を大虚(たいこ)の無際に構え 都(と)を妙空の不生に建つ】
【人生百年に非ざれども 共に万歳の業を営む
【朝夕に涙を流し、日夜に慟(いたみ)を含むと雖も、亡魂に益無し】
【澄鏡(ちょうきょう)なるときは則ち天祐響きのごとくに応ず】
【霜露消え易く 電影駐(とどま)り難し】
【真言の大我は本より心蓮に住す】
【径路未だ知らず、岐(ちまた)に臨んで 幾たびか泣く】
【排虚沈地流水遊林(はいこちんぢりゅうすいゆうりん)
総て是れ我が四恩なり】
【悲は則ち苦を抜き 慈は能く楽を与う】
【利他、時有り】
【時至り人叶うときは、道無窮(むきゅう)に被らしむ】
【六道誰か 仏子に非ざらん】