【弘法大師聖語】(高野山教報から抜粋)TOP

教法はもと差(たご)うことなし。牛と蛇との飲水のごとし。
牛飲めば蘇乳(そにゅう)となり、蛇飲めば毒剥(どくし)となる。

                       
(空海百話32)

【虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば我が願いも尽きなん】
【外には俗風を示し、内には真道を淳(あつ)くす】

 外には世間のしきたりをおろそかにせず、内には常に真理を求めて止まぬ

【安楽都史(あんらくとし)本より来(このか)た胸中なり 】

 極楽世界は自分の心の中に在るものである
【一芸(いちげい)是れ立つ、五車(ごしゃ)(とお)し難(がた)し】
 一つの道を極めなさい
【若し自信を知るは 即ち仏心を知るなり】

2005.2/26UP
 
物の興廃は必ず人に由(よ)る】
【教は是れ迷方(めいほう)の示南なり。衆生の迷衢(めいく)を開示す】
【六大の遍ずる所、皆是れ我が身なり】
【彼は己(おのれ)に大我(たいが)にして能く阿字(あじ)を覚る】
【曲直(きょくちょく)、用に中(あた)って損ずること無し】
【六道四性(りくどうししょう)は皆是れ父母なり】
【法雷(ほうらい)は永蟄(えいけい)の仏性を驚かす】
【忽(たちま)ちに顕(あら)われ忽(たちま)ちに隠(かく)るること、
        還(かえ)って泡沫に似たり】
【生(しょう)は昨日の如くなれども、霜鬢(そうほう)
        忽(たちま)ちに催(もよお)す】
【空谷(こうこく)の応(おう)、器(き)に遂(したご)うて
        行蔵(ぎょうぞう)す】
【体用(たいゆう)大(おお)いに奇なるは我が大師 
        薄伽梵(ばがぼん)其の人なり】
【十界の有る所、並びに是れ我が心なり】
【賢愚(けんぐ)、器(うつわ)に随(したが)って績(せき)あり】
【甘露(かんろ)は樹王(じゅおう)の根葉(ねは)に灑(そそ)がん】
【二親(にしん)の恩は、身を粉(こ)にしても報(ほう)じ難(がた)し】
【興廃流塞(こうはいりゅうさい)、人を待ち時を待つ】
【近くして覩難(みがた)し、高(たこ)うして感じ易(やす)し】
【若(も)し無我の大我(たいが)を求めば則(すなわ)ち
       遮那(しゃな)の三密(さんみつ)即ち是(こ)れなり】

【黒暗(こくあん)は生死(しょうじ)の源(みなもと)
      遍明(へんみょう)は円寂(えんじゃく)の本(もと)なり】

2006.7/3up TOP
【此の身脆(あやう)きこと泡沫の如く、我が命の仮なること夢幻の如し】
【智鏡(ちきょう)を心台(しんだい)に懸け、醍醐を宝殿に甞(とう)めん】
【自身他身、一如と興(とも)んじて平等なり】
【合会(かつかい)、離るること有るは、大師の誠言なり】
【日車(ひしゃ)(とど)まり難く 人間変じ易し】
【居諸駐まらず、歳、我と与ならず】
【朝な朝な、夜な夜な衣食の奴(ど)に労(つか)れ、歳歳、月月恩愛の縄に繋がる】
【仏の三密は何れの処にか遍ぜざらん】
【殿(でん)を大虚(たいこ)の無際に構え 都(と)を妙空の不生に建つ】
【人生百年に非ざれども 共に万歳の業を営む
【朝夕に涙を流し、日夜に慟(いたみ)を含むと雖も、亡魂に益無し】
【澄鏡(ちょうきょう)なるときは則ち天祐響きのごとくに応ず】
【霜露消え易く 電影駐(とどま)り難し】
【真言の大我は本より心蓮に住す】
【径路未だ知らず、岐(ちまた)に臨んで 幾たびか泣く】
【排虚沈地流水遊林(はいこちんぢりゅうすいゆうりん)
 総て是れ我が四恩なり】
【悲は則ち苦を抜き 慈は能く楽を与う】 
【利他、時有り】
【時至り人叶うときは、道無窮(むきゅう)に被らしむ】
【六道誰か 仏子に非ざらん】

TOP