理事挨拶
これまでとこれから
理事とは名ばかりの働きを申し訳なく、事務局からの連絡を受けています。できることは、と言いながら活動から少しずつ遠のいていることを感じています。そもそもなぜ私がここにいるのか? 話は随分と古くなるかもわかりませんが、琴平町に保健所がありました。そのことすら遠い時代のことになりましたが。そもそも保健所の県内第1号は琴平保健所だったと聞いたことがあります、間違っているかもわかりませんご存知の方がいれば教えてください。そして、今は無きその琴平保健所の隣の建物に琴平町社会福祉協議会事務局があった時代がありました。そのころからコスモスのメンバーとのお付き合いが始まったと思います。当時、家族会が作業所づくりに取り組み、会長さんたちが担当の職員さんたちと随分と頑張って、琴平町内に家を借りて、メンバーたちがその中でひしめいて作業をしていたのを覚えています。そんなメンバーたちが時々、社協の事務局に顔を出してくれたり、バーベキュー大会などの行事にも案内してくれたりがあり、反対にメンバーが社協の行事に参加したり毎年恒例のチャリティーでの設営準備には欠かせないボランンティアとなりました。 そんな風に隣近所のお付き合いが始まりで、メンバーや家族会の方とのお付き合いがここに至ったわけです。社協の職員の立場でみると、地域に中には家族会にも参加せず、地域社会との交流も避けてまさに孤立した環境の中で暮らす人、生活のしずらさの中で過ごす人。それぞれの事情の中で少しでもくつろいで、ただ穏やかに、でもそれぞれが自分の生き方を求められるそんな地域社会を作るにはどこで、どんな折り合いをつければいいのだろうか。たぶんそんなことが知りたくてここにいるのだろうと思います。 続けることの困難や、やり通すことの孤独を仲間がいることで支えられる。励まし合い、苦労をねぎらい時に意見を交換して私たちのこれからを考えていけたらと念じます。 理事 越智 和子
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