148 ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「インスタント社会」 インスタントXXという言葉ができてかなりの時間が経っている インスタントラーメン、インスタント焼きそば、インスタントコーヒー、 インスタント味噌汁、インスタントスープ、など食品関係が多い 他に有名なものははインスタンカメラくらいである インスタントには即席・即座という意味がある。 おそらく作るのに手間のかかるものを簡単に実現するという 目的で考えだされたものであろう。 1970年あたりから増えてきているがこの頃はたいていの物が手間暇かけて 作られていた。文章や本もそうである。 今の世の中これ以外にもインスタントなものがある。 「簡単操作でXXXができる」という触れ込みの製品やサービスが多くなってきている Twitterや動画サイトに簡単アップロード機能はある意味インスタントXXである。 ボタンひとつで簡単操作が流行しているので何でもインターネットに流れてしまう。 記事や雑誌などもインターネット検索やデジタルカメラの映像を切り張りして完成 コンピュータシステムもインターネットで検索したソフトをインストールしておしまい というふうに即席・お手軽な手法が流行っているようである。 考え方もインスタントになってきていて、「右へならえ」という思考パターンにも 思える。最近よく聞く「2極化」という言葉も違和感がある、なぜ2なのか。 その部分を説明しないまま話をしたり言葉を使用している。 いくつかの人文系の文書は引用の上手さを競っているものがある。引用に関しては注意深く 書かれていて出典が()書きでかかれているが。しかしこのことが文章を読みにくいものにしている。 試しに引用部分を削除してみると1/5から1/10の量になるものがあった。 残っ部分が作者オリジナルな部分と考えられ、この部分が伝えたいことと推測されるが、 内容がごく常識的なものになっていて特に新しいことはないことがある。 凡人から見るとなぜこんな引用する目的がよくわからない。 「この人はこのテーマについてこのような考えを持っている」という作者の主観を書いている ように見える。引用文化ともいえるこの分野、これも一種のインスタント社会かもしれない。 技術系文書は動機、仮説、検証というパターンで書かれていて第3者が検証しやすくなっている テーマにもよるが検証結果が平凡な結果になるもも多い。 地道な実験が第1なのにコピー・ペーストをしてしまうことがあるのは残念である。 なんだか愚痴のようになってきたのでこのへんで。