139 ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 危機管理とマスコミ あれから3年以上経った。マスコミは何事もなかったかのようにまた お祭り騒ぎで舞い上がっている。 放送メディアはあれから変わったのか? 「備えあれば憂いなし」「天災は忘れた頃にやってくる」 昔の人の言葉である。 なんだか元に戻っている感じがする。今同じ事が起きても結果は3年前と 同じになる予感がする。 インターネットの世界は世の中の出来事とは少し違う形に変化しようと している。インターネットのバックボーンはGoogle,amazon他ハイパージ ャイアントと呼ばれるHUBに集約されつつある。 これもお金の問題と関係がある。ピアリングvsトランジット。お金の要素 が大きくなってきている。 当初の構想である敵からの攻撃があっても生き残るという考えとは変わっ てきている。冷戦がなくなったので大義名分もなくなった? 3年前との違いはスマートフォンで大抵のことができるようである、ある 意味集約されてしまっている。しかし回線が無い状態のスマートフォン は電池食いのカメラ・音楽プレーヤー・ワンセグTV・FMラジオである。 文書を入力するには心許ない。 これは被災地以外の人だけ便利になる社会になっている印象がある。 効率化が進んでガソリンスタンドや小売店がだんだん無くなってきていて 状況は3年前より悪いところもある。大規模店舗に物流が集約されている しかし、その大型店もトラックによる物流に頼っているので在庫はすぐ に無くる予感がする。ある意味無駄を省いた社会構造になっている。 無駄を省きすぎると余力が無くなり逆に脆弱になる。 コンサルタントはそこをなんか理屈をつけてあれこれ言うかもしれない いろいろな場面で危機管理という言葉を良く聞くようになった でもこれは機器管理である。回線の冗長化やデータセンター分離などが 主でハード寄りの話である。 ソフトウェア部分の危機管理はできているかどうかわからない。 極端な例であるがIT機器を使用しない仕事のやりかたも最終手段とし て残しておく必要性はないのかと思う。老齢な人が毎年リタイヤしてい るので人的資源の関係上もうできなくなっているかもしれない。 さらに情報システム関連業界では 「情報漏洩」ということがキーワードのようで、この対策を躍起 になって行っている。内部統制というキーワードもよく聞く。 個人的見解であるが統制がとれすぎている組織は逆に脆弱になると感じ ている。全体を管理統制している部分が変になると全体がおかしくなる その度合いが大きくなっているのではないかと思う。 ターミネータの様な世界になるかどうかはわからないが、あまりいい方 向に向かっているとは思えないと感じる。 危機という言葉の定義があいまいでいろいろな意味にとらえられている 企業の側から見ると最終的にはお金の話になる。 危機に対応するには大義名分が必要である。その大義名分は組織を守るとい う目的になっている。日本の社会構造は高等生物のようになっている ので1組織だけ生き残っても日本全体としてどうにもならない。 SF的には「侵略者の魔の手から地球を守る」ということになっている しかし冷戦が終わった今、現実社会での侵略者は何か。 リンゴ帝国、シアトル帝国? 少し考えてみると、怪物や得体の知れないものなどが思い浮かぶ。 ゴジラが生まれた背景も戦争や冷戦など不安定な世の中で得体の知れない 何かがまだ残っているという思いが心の中にあったからではないかと思う。 日本の怪談や古い言い伝えの中にも怪物や怪現象は現れる。 日本の場合は島国なので自然災害がこれにあたる。 侵略者が長い間現れなかったのでこの点に関してはあまり議論されていない。 一般人として考えた場合の危機とはなにか 「ささやかな生活を破壊しようとするものすべて」 曖昧な表現であるがこれが答えだと思う。 -------------------------------------------------------------------