136 ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「とある美術館における展示」  とある美術館で毎年10月頃実施される企画展示ものがある。 大抵は全国を回っている展示で東京から1年遅れくらいで回ってくる。 前回は円谷プロの作品であったが、今回は話題になったアニメーション 作品である。前回以上に来場者が多く、館内がにぎわっていた。 年代も下がっていて普段の企画展示の10倍以上の来場者である。 原作者のプロフィールを見るとA君と同じ年代のようである。 会場入り口には作者のメッセージが書くかれた色紙が置いてある。 順路に従って進んでいくと物語のあらすじとセル画が飾られている。 ほとんどの壁には手書きの絵コンテと原画が貼ってあり、作者やスタッフ のデッサン力に驚くばかりである。 展示の内容はコンセプトのようなものから、絵コンテ、原画、背景、 セル画などだんだん作品に近づいていくような配置で展示されていた。 普段見ることのない原画はA4サイズくらいの大きさで数種類枠が印刷 されている。 それそれ100%,110%とかかれている、中には手書きで90%と書いた枠を付 け足している絵もあった。 風景やビルの絵も手書きである。原画には細かい書き込みがあり 面積で100倍くらいに拡大したものを上に飾っていたが違和感は無い。 会場に来ている人はやはり学生や若い人が多くあまり年輩者はいない。 TV放送時は中学生だった人ちが後ろでなにやら話している。 「最終回は中学生には理解できなかった」とのことであった。 ありがちな勧善懲悪ではない物語なので理解しにくいかもしれない。 14歳の心の中、夢の世界、悩み。 この作品については諸説あるようだが本当のことは原作者にしかわからない。 いくつかの場所で展示されている絵や場面について来場者がいろいろ 話しているのが聞こえてくる。これは意外に役に立った。 学芸員らしき人は解説しないで単なる見張りのような感じで座っている。 たぶん解説を頼んでも解説できないと思う。 順路を進むと動画の放映をしているようで台詞が聞こえてくる。 短い場面をリピートしているので結構耳に残る。 「えこひいき」「ななひかり」「私に命令しないで」 がキーワードである:-) 最終的にはCG画像も使用していて素材もいくつか展示されていた。 ダイナミックに動く背景の一部はテクスチャマッピングしているようである。 会場出口付近では作品の一部が上映されていた。 内容は以下のような戦闘シーンである。 3体が走って、上空から丸いものが降下して、赤い服を着た人が さきほどの台詞を叫んでいるという場面である。 展示会場を出るといろいろなものを売っている。たいていはポスターや 本なのであるが今回は小さな人形が沢山売られていたようである。 なんの展示かは説明しなくてもわかると思うの省略する。 次回もサービス・サービス