135 ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「常識・パターン化・定型化」 super中学生演奏家の話 数年前に四日市在住の女子中学生(今は高校生)の演奏が話題になって いたらしい。ふとしたきっかけで2009年頃の動画を見てみると 演奏者の見た目と演奏技術のギャップに驚く。(上手すぎる) 人間は「この年齢ならこれくらいの能力」という観念が頭の中にあり、 それは長年の経験から学習された知識なのかもしれない。 補足:元々ジャズ系の演奏家であるがアニメの音楽をカバーしている 動画が有名である、最近は戦隊物のテーマ曲にも参加している。 演奏以外にもこの動画は楽器の音が良いのに驚く、画像に写っている マイクの種類や位置がけっこう渋いセッティングなのに驚く。 これもアマチュアの域を越えていそうである。まさにamazingである 人は飛び抜けた能力を最初に見るとすぐに理解することができない。 頭のどこかで受け入れできないようになっているのか。 この演奏も音だけ聞けばプロの演奏家のようにも聞こえるが映像と音を 同時に聞くと頭が混乱してくる。おそらく理解する過程で頭の中で何か のパターンに置き換えようとしてもその枠組みが見つからないので混乱し ているのではないかと思う。(目が点になるという言葉どおり) 今この演奏家はプロとしていろいろなところで活躍しているようである。 芸術家は独特の感性を持っていて凡人には理解できない不思議な力がある のでなおさらそう感じる。分野によらず今までも同じ様な例があったの かもしれない。(理屈抜きで聞いてよければそれで良いのであるが) これとは別だが人が何かを理解する際何かに当てはめようとする傾向は 日常的な事件報道にもてはまる。 個々の事件の原因はそれぞれ異なり、その状況も同じ物はない。 しかし報道する側はいくつかのパターンに当てはめようとしている。 金銭、恨み、模倣、悪意・・などにあてはめようとする。 ニュースではたまに「不可解な事件」という言葉が出てくる。 他人には分からない原因があるので当事者以外は「不可解」と見えるの は当然ではないか、他人から見れば事件はすべて不可解だということで はないのか。他人が簡単に理解できるできるものではないかと思う。 短絡的に物事を考えたくなるのは皆同じなのかもしれない。 かつてのvoidさんの言葉「〜ということにしたいのですね」を思い出す。 人は不可解なことを自分も頭の中の引き出しにある型のどれかに当ては めてxxのようなものにしたいと考えてしまう。 「にわかに信じがたいという言葉」を使う人も頭の中で同じ事が起こっ ていて、入力された情報を脳内の何かが拒否してるのかもしれない。 これについては推測の域を出ないがもう少し考えてみることにする。 おまけ 珍しく印象に残った新聞コラム ------------------------------------------------------------ 東北の震災で被災した学校の先生が他の地域の学校で語り部として 講演したとき「皆一人ではない」「身近でできることを精一杯やって」 という話をしたところ 学生の1人が「被災地のために何かしたい」 と申し出たようである、その先生が「そのお気持ちだけで十分です」 と答え、逆に「みんなのクラスにいじめはありませんか?」 という問いを投げかけると皆黙り込んでしまったという話である。 ------------------------------------------------------------ おそらくこの先生は 「被災地に向けた優しい気持ちをもっと身近なところに向けてください」 と言いたかったのであろう。 市民団体やボランティア組織というものができるきっかけは何かわから ないが。いくつかの団体の目標は「大きく遠い場所の出来事」に思える。 この学生のように遠くの人たちに目が行く傾向があり極身近な場所の問題 はあまり目がいかないのは同じではないかと思う。 道徳の時間に学んだ「困っている人を助けよう」ということは 「わかりやすい困っている人」と「わかりにくい困っている人」 どちらに目を向けるかまでは教えていない。 自己の目標の設定でわかりやすい目標を掲げる傾向があるのも同じに思える。 評価も簡単だから。いろいろ考え方はあるようだがこれも謎である。 ------------------------------------------------------------------