131 ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「入れ物・ケース・容器」 最近用途が違うのに似たような形のケースがをよく見かける。 これは問題があると思う。 似たような容器に関する問題もがいくつか報道されている。 最近の例では虫除けスプレーと1プッシュ型殺虫剤と間違えて手に 湿疹ができた例。これは大きさが似ているから間違える。 ゼリータイプの洗剤とお菓子も色や形感触が似ているから間違える。 いままでは、形を意図的に変えることで安全を確保していた。 これには大きな意味があった、形を変えることは誤りを防止する目的がある。 たいていの人は細かい字を書いたラベルを読むことはしない。 まして小さい子供は読めない。 部品統一化、効率化か容器メーカーの提案なのかわからないが あまり良くない傾向である。 企画担当者が「これは今まで無かった形」だと思いこんで深く考えずに 商品化しているのではないかと感じる。 最近はコーヒーに入れるミルクに似た容器に入った調味料が販売されている ようである、これもちょっとどうかと思う。 古い話だが30年くらい前に製品デザインのアンケートに答えたことことがある。 その時はビールのパッケージデザインとフロッピーDISKの箱のデザインである。 ただこのときに見たパッケージは製品化されなかったと記憶している。 この時のパッケージのデザインは形は変えないで絵柄の変更のみであった。 この状況をよく見てみると。メーカーが物を売るための差別化ネタがな くなり、ある意味禁断の領域に踏みこんできているように感じる。 「今までどこもやっていないことをやる」というおきまりの 考え方で発想している、これはこれで良いのであるが、色、形や大きさ などのデザインには安全面での隠れた理由がある場合が多い。 容器の形、大きさはそうなった理由があると思う。 一旦広く市場に広まってしまった物は一般ユーザがの記憶や意識の中に 入ってしまっているので変えるのはたいへんである。 意匠登録で保護されているので色や形がブランド化しているのかもしれない。 他社が紛らわしい物を出さないように保護する目的だが、自社でパッケージ を変えることをよくやっている。最近は絵柄だけでなく形が変っていることが多い。 例えは悪いが蚊取線香の色は緑でなくても良いかもしれない。でも緑色である。 紫や赤い蚊取り線香はなんだか危険そうである。 3倍蚊が落ちると言われても欲しくない:-) パッケージの形をあえて変えるにはもっと良く考えなければならない。 嗜好品ならまあ問題が少ないが洗剤や薬品に相当する化学製品は要注意である。 水素ガスボンベが赤いのも逆ネジなのもちゃんとした理由がある。 紛らわしい容器を見かけることは今に始まったことではないが何とか ならないものであろうか。