115 5*23 ------------------------------------------------------------------ この物語はフィクションであり、実在する団体、人物とは関係ない ------------------------------------------------------------------ 「秋葉原雑感」 今年の夏東京に来たついでに秋葉原を歩いてみた。  このご時世なので街の様子や店がどんどん変化している。 家電量販店はほぼ全滅状態になっている、秋葉原でなければという店は ヨドバシを含めごくわずかである。 その昔SONYにスーパーマイクロ事業部があった頃は家電量販店が鎬を削 っていて活気があった。この時期は企業内に「面白がる空気」というの があった、バブルの頃は各社それぞれそんな雰囲気があった。 今話無き「ぷらっとほーむ」という店舗があり名物社長が店でうろうろ していた頃が懐かしい、店員より客のほうが商品に詳しい変な店であった。 「ガジェット好き、おもちゃ好き」のような経営者というものがいなく なった今、だんだん面白味の無い製品、画一的な仕様・機能になり差別化 はソフトウェアで、という方向に向かっているようである。 すこし歩いただけでも、ハードウェア関連のパーツ店やジャンク屋は 本当に少なくなっている。 もう自作する時代ではないのかもしれない、修理もやりにくい製品が 多いので部品が手に入ったとしても専用工具が無いとお手上げなので このようなジャンルの店は淘汰されるようである。 とは言っても怪しげな店は今でも少し存在する。 家電以外の専門店はまだ健在のようである。これらは素人お断りのような 雰囲気で買う方も中身がわかっている業者さんが多い。おそらく企業取引 をやっている企業が店舗も出しているという感じであろう。 当然一般人でも買うことができるが少し敷居が高い感じである。  一方ショールーム適要素を備えている店は本当に少なくなっている。 安価なものはネット通販で購入することができるのでそちらに流れてい る感じである。その意味でもヨドバシは貴重である。 店以外にも変化がある、落ち着いて座る場所が沢山できたのうれしい。 歩き続けなくてもよいので年をとってもありがたい。 大通りの店は明るい雰囲気の店が多いので今までとは違う層の人が増え ている。平日の秋葉原は別の活気がある。 別のカルチャーを持った分野の店が増えてきていえる。 パーツー>家電ー>オーディオー>PCー>人形ー>??? 売っている品物の変遷は劇的に変化しているが、 古い町並みやビルも全滅はしないで残っている。 専門店街という風景は昔と変わっていない。 東京の他の街を少し歩いてみたところジャンルを問わず専門性や圧倒的 な品ぞろえを誇る店がだんだん減ってきているのではないかと感じている。 それでも「このジャンルならこの駅周辺」という図式は変わっていない。 また、1つの駅周辺で1つの地方都市相当店や施設があることには変わ りがない。再開発やリニューアルオープンのためか店構えはすごく立派 な店が多い。 かつては店構えより中身で勝負という感じであり 「こんな古ぼけた店なのにこんな物まで置いている」という ギャップを感じていた、今ではそんなギャップを楽しむこともなく どれも普通の店にみえる。 秋葉原の早朝はまた違う雰囲気がある、単にシャッターがしまっている 通りで昼間の派手な店とのギャップに驚く。舞台裏を見ている感じで 長らく秋葉原に通っていた身としてはちょっと妙な感覚になる。 早朝は人口がもっとも少ない時間帯なので街が眠っているという雰囲気 である。 ラッシュ時でも都内は車が少ない印象がある、これは今もかわっていない。 変わらない風景とどんどん変わっていく町並みの対比が興味深い街である。 ちなみに早朝の新橋はほとんど人が歩いていない、飲食店通りにはゴミ 箱が置かれていてゴミ回収車が走っている。 夜の喧噪とが全く違う景色を見ることができる。 これは新橋に限らないと思うが、そんな印象を受ける。 東京はオリンピックバブルのような雰囲気である、各腫イベントも そんな感じ。 数年後のオリンピックの頃にはどうなっているのか、興味はつきない。