103 ------------------------------------------------------------------ この物語はフィクションであり、実在する団体、人物とは関係ない ------------------------------------------------------------------ 「会議」  組織において考えをまとめる場合には会議を開く。 本日中の答えを出さなければならない会議において、ブレーン・ストーミ ング方式が好きな人がいるようである。個人的にはあまりなじめない。 あれこれ雑音が多い中なぜ意見を言うことができるのか、よく聞いている と議論が発散気味になっている。この方式の欠点はこの方式の定義通りに 運営できなことで、声の大きい人の意見が通ったり、皆が早く終わりたい と思うため結論を急ぐ傾向にある。 このような会議中に考えをまとめることができる人はある意味尊敬する。 この手に会議であまり発言しない人は、議論の内容をよく理解しないで発言 することは間違った方向に導いてしまうと考えている人だと思う。 会議の参加者には、そもそもその会議が必要なものか?と感じている人。 会議を行って自分の考えを再確認したい人。いろいろな人がいる。 会議を辞書で調べると 『関係者が集まって、一定の議題について相談や議決をすること。また、その会合や機関。』 とある。  よくあるビジネス書には「会議で発言しない人は悪」という書き方をしている、 こはどうかと思う。世の中に会議という形態が好きな人はいる。 しかしそうでない人もいる。意志決定、討論する会であればそうかもし れない。しかし実際に開かれている会議は情報連絡会・報告会のような 感じがする。参加している人も自分の認識を再確認する場としてとら えている。 今後の方向性を決めるという意味ではそのとうりであるが電子メディア が発達した今ではわざわざ会議を行うかどうかは微妙である。 ご機嫌伺いという意味で有れば集まる意味もあるのであろう。 また、新製品開発会議という会議があるかどうかわからないが言葉を 正確に使うと製品企画を確認する会議である。この手の会議も多いが、 格式張った会議よりも、立ち話、雑談の中からアイディアが浮かぶこ とがある。ただ、人が創造している時の状況は人によって異なってい る。会議という限定された空間ではあまり考えが浮かばない。 必要は発明の母という古い言葉があるように、とにかくこの状況を何 とかしたいと思い苦し紛れに何かを行う。いくつかの発見や発明の逸話 などを聞いていると、一つのことを常に考え続けていて、何かのきっか けにふと思いつくということが多い。 しかも最初に思いついた事柄やアイディアを超えることは意外に難しい。 直感という何か不思議な力の裏にはたくさんの出来事・記憶・経験など が脳内でぐるぐる回り結合するような作業が無意識に行われているのか もしれない。 ----------------------------------------------------------------