102 ------------------------------------------------------------------ この物語はフィクションであり、実在する団体、人物とは関係ない ------------------------------------------------------------------ 「ヒューメイン・インターフェース」 部屋の掃除をしていたとき、元Apple社の研究者であるジェフラスキンの 書いた本を見つけた。15年くらい前に新幹線の時間を気にしながら 書泉ブックタワーで買った本である。 少し古い(2001年)本であるが今見ても興味深い内容である。 「認知工学と注意の所在、意味・モード・モノトニーそして神話」 というタイトルの章が興味深い内容である。 操作する人が「何ができて、何ができないのか」を知ることを手助け すべき。などいろいろ示唆に富むことが書かれている。 書かれていること全に賛同できるわけではないが得るものは多い。 最初の方にかかれている 機能を詰め込みすぎてモードがたくさんあるのはよくない。 というのはなんとなく納得できる 1ホタン1機能が理想だが...。現実はそう簡単には行かない。 ホタンの数をむやみに削減しても使いやすくならない例がいくつか紹介 されている。この手の例は他にもけっこうありそうである。 測定器 古いテクトロ製アナログのオシロはボタンやつまみがたくさんあるが、 どれも直感的に扱え見た目より使いやすいとのことであった。 一方FKUKE製のデジタルオシロは多機能すぎてマニュアルなしでは 使うのが難しいとのことであった。メニュー階層が深く、必要な機能に たどり着くのに少し時間がかかかるとことがあると評していた。 つまみやボタンの数が操作性の善し悪しとはあまり関係ない他の例も 紹介されていた。ボタンがたくさんあるポータブルラジオとボタンが 少ない車のラジオの比較例である。 ホタンがたくさんあるポータブルラジオは一見使いにくそうに見えるが そのほとんどは放送局を記憶可能なキーで、1キーで即目的の放送局に 切り替えることができる。他のキーはバンド切り替え、メモリー、 など機能毎に分かれて配置されている。 中身はデジタルシンセサイザー方式だと推測されるが、電源スイッチは スライド式、マニュアルチューニングはダイヤル式、音量はスライド ボリュームなど、アナログの操作感覚を残していいる。 ICF-2010という機種で海外向けのものらしい、このラジオはSONY製で 今見てもよくできていると思う。1984年代の製品らしい。 一方車のラジオはボタンが7個あるが選局する手順が複雑すぎる。 18個のプリセットのうち1個を選択するには、グループを示すボタンを 複数押してグループ選択を行う、結果はLCDに表示。その後6個のボタ ンのうち1つを押して目的の局を選ぶ。この操作は運転中にはできない。 時計の時刻会わせはそれこアドベンチャーゲームらしい。 スペースの関係で少ないボタンに複数の機能やモードを持たせている ことが問題のようである。安全上自動車内で使う機器はモードを持って いてはいけないと感じる。他に方法がありそうなももであるが。 また車の音楽プレーヤーも同じである。 確かにカセットテープは時代遅れかもしれないが運転中でも目線をそら さないで操作できていたことを考えれば安全上は優れていたのかも しれない。ボタンの機能が限定されていたのでブラインドタッチが可能 であった。単純な機能がボタンに定義されているので一度覚えたら 見なくても操作できる。 機器のインターフェースを構成する部品についても多様性がある。 昔秋葉原には部品屋さんがたくさんあった、そこでは産業機器に使用さ れるような部品を見ることができ、興味深い経験をした。部品そのもの が誤操作防止と確実性・堅牢製を重視している設計になっていて関心す るばかりであった。 ボタンやつまみ、スイッチなどいろいろな動きをする部品があり、その 動きについても意味が感じられる。形や色も工夫されていて関心する、 保守に関してもよく考えられていた。 とあるコネクタは分解できて部品が交換でききる設計になっていて、プ ラグ・コンセントの雄雌交換もできるようになっている。 現実の業務用機器は機能美というものにあふれていて無骨ではあるが 視覚的にも美しいものであった。テクトロのオシロも何となく品があった。 民生品の代表であるTVは電源兼音量つまみ+チャンネルダイヤルの2個、 あるいは電源スイッチ+音量つまみ+チャンネルダイヤルだけ。 これらの働きは明確で、スイッチはON/OFFの状態切り替え、 つまみは回すと状態が変わる。説明書は不要であった (実際は水平同期、垂直同期のつまみは横みついていたりするが滅多に触ることはない) (TVのチャンネルを回すという表現はもう死語かもしれない 今の人は電話の♪ダイヤル回して手を止めた♪という歌詞 も理解できないかもしれない) これは単純な操作で使える優れたインターフェースである。 ラジオも同じような作りであった。 最近はTVもラジオもデザインとコスト優先なのかボタンだけになっていて 使いにくいと感じる。ビデオもそんな感じである。 予約に関してはEPGがあるのでボタンだけでなんとかなりそうと思い がちであるがTVをつながず機械単体で録画予約する方法が無い。 編集機能もあるがこれは非常にやりにくい、ジョクダイアルがあればも っと簡単にできると思うのに残念である。 アナログ感覚の操作が残っていたのはジョクダイアルをもっていた ベータ式ビデオでこれはたいへん使いやすかった。 ユーザーインターフェース設計のお手本になっている例として 自動販売機がある。基本的な動作はあまり変わっていないが、最近の自 動販売機はすこし変わってきている。 今まではお金をいれ買いたい商品のボタンを押すと商品とお釣りが出て くるという簡単な動きである。しかし商品を先に選んでお財布携帯をか ざすタイプの自動販売機がある。もちろん今までと同じ動きもする。 これはレジでカード払いをすることをイメージしているのであろう。 カードの場合はお釣りという考えがないので先に金額が決まっていないと 使用できない。 このあたりの切符の自動販売機も変わっていてお金を入れるとその金額で 買える種類の切符に相当するボタンに金額が表示される。 昔はボタンのランプが点灯するだけであった。これは意外にアナログ的で使いやすい。 入力デバイスも変わりつつある。 物理的なボタン、ダイヤルからマウス+アイコンのようなグラフィック 型のデバイスに変わった時変化があった。さらにタッチパネルのように 一見進化ともとれるが、そうとも言えないと感じている。 従来は荒い操作と細かい操作を行うデバイスが分かれていた。 二値が必要な場合スイッチやボタン使い、細かな値を使う場合ボリューム (可変抵抗器)をつかっていた、二次元的な値を使う場合はタブレット。 最初に登場した時は戸惑ったかもしれないがタブレット以外はブライン ドタッチできることに気が付くと、直感的に操作ができるという点で 受け入れられた。触覚によるフィードバックは人の本能的な何かに反応 するのかもしれない。 もう一つのタブレットインターフェースを使ったシステムを作っていた時に 感じたことはタブレットは使い方が難しいデバイスであることである。 コマンドやメニューがタブレット上に書かれていて、操作する場合は目線 をタブレットに移し専用ぺンで該当する部分を押す一方実際に絵を書く場 合は目線をディスプレーに移して操作する。若干頭の切り替えが必要でな れるに時間がかかった。 これは反省すべき点であった。しかしそれ以外の部分はメニューが固定 されているので迷うことは少ないと感じていた。 現代のマウスのように画面メニュー領域を作りすべて画面を見ながら操作 するというシステムもあったようであるがソフトウェア規模が大きくなり 汎用機ならともかく当時のPCの小さい画面では難しかった。 ハードウェアの進歩とともにマウス+アイコン+マルチウインドウの インターフェースが登場したのでソフトウェア制作者は悩んでしまった。 大きなタブレットではなく小さなマウスしかない。メニューはすべて画面 にしなければならず面倒であった。 この時代にはGUIと呼ばれるユーザーインターフェースが主流になった があまり使いやすいものには出会ったことがない。頭を使うエネルギーを インターフェースを操作することに使ってしまい、本来のソフトウェアの 操作に使用するエネルギーは少ししか残っていないことになる。 この頃から何でも操作をGUIに閉じこめてしまうようになってきている 全部GUIというのは実は不便になっている、一種の退化かもしれない。 しかも最近流行のタッチパネルを使った家電製品や情報機器は ヒューマンインターフェースを無視した作りになっているといえる。 操作ミスや確実な操作や結果を得にくくなっている。スマートフォンでも 誤操作が増えている。 タッチパネルはカメラや時計にも取り入れられているがまだ未完成な感じ である。 最近リンゴマークの会社が出した時計には回転式ダイアルがついている タッチパネルの限界(敗北)を感じているのかもしれない。 個人的な感想せあるがタッチパネルインターフェースには致命的な 問題がある。それはブラインドタッチできないことである。 タッチパネルは人によって感度が異なり、指で押しても反応しな いことが多くちょっと困った経験がある。 実体を持つ物体に対する郷愁はかりではない何かを感じるようになって 来ている。いろいろな意味での実感がなくなってきている。 都会にタッチパネル式の自動券売機が多いのは、運賃改定や相互乗り入 れなどでいちいち券売機を改修するのが手間なのかソフトウェアで対応 できるという理由と考えられる。一見して分かりにくい画面だったり 鉄道各社で画面が違うので、窓口の人に口頭で行き先を言って買うのが 早くて確実である:-)。 タッチパネルを使っている身近な製品はカーナビゲーションである いまの製品はタッチ式になっていて目で確認しないと次の操作がで きないようになっている。 その反面音声ガイドが豊富でお喋りになっている。 この調子で行くと 誤った操作をした場合ダイアログを出し「だめよ〜だめだめ」と 喋りそうである:-)。なんかよけいに危険な感じ。 ------------------------------------------------------------- 上目使いにさらっと見ている 蒼いあなたのcodeがまぶしいわ 思わせぶりにSyslog出して きっかけぐらいは こっちでつくってあげる いわゆる普通の16Bitだわ Pointerのこと知らなすぎるのあなた 初心者 なのはしかたないけど 似たようなこと 誰でもしているのよ --------------------------------------------------------------