----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「デジタル機器の憂鬱」 最近の傾向 文書を書く・考える方法として、手書きが増えてきている。 ちょっとしたアイデアや思いついたことを書き留めるにはメモ用紙が向いていると感 じている。年のせいか、記憶力が低下したのかもしれない:-) 手書きは直接的であり思ったことをすぐ形にできると感じている。 いまどきの筆記用具が進化していて鉛筆も品質が向上していて学生時代の感覚では 使いにくいと思っていたが、そうではなくなっている。  かつてはPC98NoteのVJE+viで書いていたが、Windowsになってからは PCで書かなくなってきている。 理由としては、WindowsのMS-IMEはあまり出来がよくないので思考が妨 げられると感じているからである。またキーボードの質が低下している のであまりキー入力が疲れるようになってきている。 文書作成ToolとしてはOfficeと呼ばれるToolではなくメモ帳かvimである。 おおげさで余計なお世話が多いワードプロセッサより固定フォントのテキストディタ のほうが直感的に使え、イメージしやすい。 プログラムの場合は最初にviを使うこともあるが、ラフスケッチをコピー用紙の裏に 書いてからviを起動している。使い慣れたEditorは思考が妨げられないものである。  今のPCのToolは直感的に使えない感じである。絵を書いたり編集するのが手間である。 漢字変換効率もあまり良くなく1985年頃の環境よりより退化していると感じる。 なぜそうか考えてみてもよくわからない。 もうひとつの理由は起動時レスポンスの悪さである。最近のPCは電源を入れてから 使えるようになるまで長い時間がかかる、最新CPUのマシンでも2分程度は待たなければ ならない。(意図的にLogin画面が先に表示されるようだが内部ではまだ起動中なプロセス が多く完全な起動完了状態ではない)”スリープモードを使え”と言う人もいるようで あるが本質的な改善ではない。省エネではない。 このためかPCで文書を書く機会は清書するときのみになってきている。  これは最近のデジタル機器に共通の傾向である。 HDDレコーダーも起動に時間がかかり操作に対するレスポンスも速いとはいえない。 アナログVTRは電源を入れて即録画が可能で、数秒程度で録画が可能であった。 TVもそうでチャンネル切り替え時間が数秒以上かかる(仕様らしい) 電話もダイアルしてからコール音が出るまでの時間が延びている。 電気製品において完全に電源OFFの状態から電源をONにしてから使用可能になるまでの 時間はだんだん長くなってきている。内部がだんだん複雑になっていたり、開発コストの 関係か汎用OSが入っていたりして無用に肥大化している。 メカトロニクス全盛の時代の機器はほんとうにクイックレスポンスでダイレクトな操作 感覚あり、今でも十分な操作性を持っている。 超高速に起動できる電気製品は白物家電の一部と電卓くらいであろう。 デジタル時代に逆行しているようであるが、アナログが懐かしいと思う今日この頃である。