A君のたわごと ----------------------------------------------------------------------------- この物語はフィクションであり、実在するいかなる人物、団体名とも関係ない ----------------------------------------------------------------------------- 「ワクワク感」 最近年の成果ワクワクするものに出会うことが少ない いろいろ考えてみるといくつかパターンがあることに気がついた。 コンピュータ 1960年代  空想の世界、雲の上の世界 『電子計算機』と呼ばれていた  デバイスが理論についてゆけず機能を実現するのに精いっぱい 1970年代  専門家向けの機械が多くつくられる    マイクロプロセッサが開発されアマチュアでも手が届くようになる  依然として敷居は高いまま。  アマチュアリズムによって施行錯誤する段階はけっこう「ワクワク感」がある  何かを達成するために挑んでゆく感じ。構造は原始的。 1980年代   一般の人向け、様式も多様化する:汎用OS,UNIX,DOS,CP/M…  CPUも多様化  この頃も「ワクワク感」がある、多様で未知の世界がたくさんあること知る  まだ物量の時代:ラインプリンターのような力の世界やパンチカードのような原始的なもの  からLANに至る変化がある。  1990年代  様式の画一化が進む。目的も計算以外になってくる  WIntel一色  この頃は「ワクワク感」はもう無くなってくる、どこを見ても同じに見える 2000年代〜 個々のデバイスは進化しているが  PCという形が薄れてくる。  どうでもよくなってくる。  <<バッファーオーバーフローはもうたくさん。   実用的なスタックマシンが出てこないかな?>> ---------------------------------------------------- Audio 1960年代  真空管  鉄の箱、木の箱(家具調)  レコードが主体、お金持ちの趣味  自分で作る人がいた。  1970年代  トランジスタ、IC時代  すこしプラスチック、少し安くなり普及  物量で勝負、この頃は魅力的な製品が多かった  若い人はお金が無いので テープ+FM放送  自分で操作している、機構が目に見えるので「ワクワク感」があった 1980年代  IC->LSI時代  物量で勝負、木の箱は無くなった  初期はアナログ全盛期  途中からデジタル化  ある意味黄金時代  Walkmanなどテープ全盛期「ワクワク感」はまだあった 1990年代  デジタル全盛?  コンピュータミュージックが増え  音楽業界がだんだん???になってくる 「ワクワク感」は減ってくる 2000年代  リンゴマークの変な物が出てきて画一化が進む  趣味から道具に変化  どうでも良くなってくる。  <<ほんとうはアナログが復活してほしいと思っている>> ---------------------------------------------------------------------- Internet 1980年代  インターンネットの素地となる技術が開発され始める  主要なプロトコルができてくる  まだ実験的、個人的なコネや研究目的で接続  アマチュア的な運用や研究の元になる「ワクワク感」満載 性善説の時代 1990年代  商用ISPができ始める  まだ一部の人の物    電話回線でインターネット  2000年代  一般に広がってしまう  ネットワークの世界と現実世界が入り交る  良くないことがたくさん起こる  携帯電話がIP接続  性悪説の時代が始まる 2010年代  枝葉末節な改良や研究の話題が多い?  DNS,SMTPやHTTPに代わる新しいプロトコルは出てこない。  電話がIPパケット上に乗ってきている   当初の仕様、目的から離れ何だかわからない世界になってきている   << DNSSECは面倒    DNSのNSレコードにIPアドレスが書けたら…    もっと他の方法は無いのか?    HTTPに頼りすぎ >> ------------------------------------------------------------------- アマチュア的で試行錯誤の余地があり、個人で見通せる範囲である。 自分の手を動かす。結果が目に見えやすい。 多様な選択肢がある。 などである。 改良されだんだん洗練され淘汰されてしまい、 画一化されてくると面白みがなくなり人は冷めてしまう。 ゆえに「ワクワク感」も薄れる? 謎である