Z |
−フランスの旅 5日目午後−その2− 夕方です。 |
今晩は、マックじゃなくて ピザじゃなくて はたまた和食じゃなくて フランス料理だよね! 意見が合いました。 といっても、ここがフランス料理店と 分かる訳じゃなく っぽい所に入りました。 |
|
日本で食べるフランス料理とちょっと違うね。 ちょっと、おおざっぱな感じの味です。 取りあえず乾杯。。。 ( ^^)Y☆Y(^^ ) くまさんも杯が進み、ビールをジョッキ2杯と ワインをハーフボトルでグイッと。。。 「ほんとにいい旅立ったね〜。 ちなみに、ユーロは大丈夫??」 と、いつも小心者の私。 |
|
「さっき、カードOKって確認したから、大丈夫だよ。 ユーロはお土産に使っちゃったからね。 でも、帰りのタクシー分はちゃんとあるよ!」 と、くまさん 「カードで買わなかったの??」 「うん 明日からはユーロ必要ないし、残したくないから」 「そう。。。」 |
|
このお店は、とっても流行っていて、ウェイターも感じよく いろいろカタコト英語で話しかけてくれました。 「今21時30分、日も暮れてきたし・・・ 楽しかった〜、ごちそうさまぁ。 後は帰って寝るだけね〜☆」 |
|
ところが、 くまさんが、カードを差し出したその時 ウェイターの顔がキッと変わった。。。 「JCB・・・ノン!!VISA OK!!」 が〜〜〜〜ん★ JCBだったぁ〜〜★ 「さっきの買い物では使えたよ〜、 なんでVISAって言ってくれなかったの?」 とくまさんが訴えた。 「ノン」 ウェイターもすまなさそうに、でもきっぱりと言った。 「そういえば、私のカードは VISA ! ホテルのセイフティBOXにある。 ちょっと遠いけど、私残るから 行ってきてくれる?」 と私 そう!いわゆる人質。。。 ウェイターも、「それならOK、一人残って行ってらっしゃい!」 「でも、ぼく、ホテルまで。。。行けそうにない。」 え え え え っ? そこまで 酔 っ ち ゃ て た 。 。 。 。(≧。≦) 怖さと不安で、ちょっと体がが震えた。 「とりあえず、私、ホテルまで行って来るわ!」 。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。 |
|
3日前パリの夜は、絵のような風景だと思った。 |
そして、ディナー代金を払うべく、 カードのあるホテルに向かうことになる・・・・ 有頂天ぐまの〜(*^ー^*)♪♪な気分は、 一瞬にして闇の空に消え去った。 食事代 90ユーロ(カードで払うしかない。) タクシー片道 12ユーロ(たぶん) メトロ(地下鉄)片道 1ユーロ で残りのユーロが30ユーロある。 (1ユーロ=145円) ウェイターは ユーロがないならと、 メトロ(地下鉄)行きを 進めた。 でも、ラディファンスの駅からホテルまでは徒歩15分、 しかも (みんなが明るい時でも、迷う)入りくんだ道。 通ったこともないし・・・ ラデファンス駅→ホテル行きのシャトルバスは 時間があてにならないし。 私は迷わず、タクシーを選んだ。 そしてレストランの住所のメモをもらった。 ウェイターは前に止まってるタクシーを指さした。 「あれに乗りなさい!!」 今、21時35分 タクシーの運転手は、フランス語でしゃべってる。 ぜんぜん わからないよう。。。(~_~;) そして、乗車拒否された。 (あそこにパトカーがいるから、タクシー乗り場 じゃないとだめだよ!)そう言ってる気がしたが 間違いなく私は怒鳴られていたし。。。 タクシー乗り場を探して乗り込んだ。 ホテルの住所を手渡すと「OK!」 。。。 妙に冷静な自分と、でもそのわりには 心臓がバクバク。。。声が震えている自分がいる。 タクシー代金もわかりづらく、お金全部を差し出し 運転手さんに 取ってもらった。 なんだか、目の奥に汗(?)が溜まった。 とりあえず ホテルに着いた。 ホテル内は唯一慣れた場所 たぶん所要時間は5分くらいだと思う。 ホテルの部屋は、優しすぎて 後2分いたら、きっと出られなくなりそうだった。 ・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・ 外に出るといつもいないタクシーが客を乗せて やって来た。。。ラッキー〜☆ そして前回 30分も遅れて出たシャトルバスが 今出るという。 またまた、ラッキー〜☆☆ 迷わずバスに乗りラデファンス駅に向かった。 今回は切符もちゃんと変えた。 っほっ =3 いつもの手間取ることが妙にスムーズだった。 |
すでに、外は真っ暗になっていた。 昼のラッシュに比べると 地下鉄の中はまばらだった。 今22時05分。 電車の中は1車両中に20人くらい。 周りは、体格のいい、こわいおじさんばかりに見えた。 もしこのまま拉致されたら、 警察に見つけてもらえるのかしら。。。 たとえ、くまでも 闇に消えるのはいやだぁ〜〜〜!! 3日後の徳島新聞の怖〜い記事が目に浮かんだ。 GYA〜〜☆ 妄想が膨らみきってバクバクが治まらなかった。 そして ショルダーバッグを両手に抱え、 ラデファンス駅から7つ目の駅 ジョージサンクス駅で降りた。。。。=3。 駅を出てシャンゼリゼ通りが見えた時。 この明るさに救われた気がした。 そして、はやる気持ちを抑えた。 |
|
。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。 ・ |
|
今22時30分 レストランに着いた。 くまさんも青ざめた顔で待っていた。 「酔いが醒めちゃったよ。。。」といいつつ 酔っていた。。。 |
|
レストランを出た時 緊張しすぎて、まだバクバク。。。 くまさんは歩けそう〜。 タクシー代はぎりぎりあるけど メトロでかえろね〜!! 震えながら二人で笑った。 |
|
考えてみると方向音痴の私は、道案内はいつもくまさんに任せていた。 今までは、正気の私より 「よっぴー」のくまさんの方が確かだった。 間違いなく。。。。 やるじゃん、わたし これで借りは返せた? かな? 駅を降りて シャトルバスを待ってみた。 意外と来てくれた。 交通はとてもスムーズだった。 「明日からはうまくいくかも知れないね。 あっもう、日本かぁ〜〜。」 。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・。・゚★・。・。☆・゚・。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚。・ 24時 ホテルの窓からはエッフェル塔が光っていた。 そしてそして、気がつくと プロジェクトX の 田口トモロヲ 口調。。。。。だった。 |
|