けっしてあきらめないで 代表 宮城 慶 会報「かがやき」(2018年7月)より
あけぼの徳島はあけぼの会徳島支部として1988年2月に誕生しました。
当時は今のように先生からの説明はなくパソコンもなく情報はなかなか得られない時代でした。もちろん元気に生活している乳がん患者に出会うこともありません。
私の主治医であった森本忠興先生があけぼの会のワット隆子会長を東京より呼び、講演会を開いてくださいました。
その時、初めて徳島のたくさんの乳がん仲間に出会いました。ワット会長の力強い話に「一人でないんだ」と思い、前を向いてあきらめずに生きていこうと自分に言いきかせたのでした。
1泊の温泉旅行、勉強会、みんなで早期発見も呼びかけました。たくさんの仲間がこのあけぼの徳島を育ててきました。
あれから30年。医療技術が進歩し、いいお薬もたくさんできています。また、相談支援センターで相談もでき、情報も得られるようになってきました。
だから けっしてあきらめないで!
今後ともあけぼの徳島をよろしくね。
[あけぼの徳島]は <Breast Cancer Network Japan―あけぼの会> のネットワークの一員として、乳がん患者会あけぼの会徳島支部(1988年2月発足)より、2007年4月に新たにスタートしました。
 設立趣旨
会員相互の親睦と知識の向上を図ることにより、「自立した患者」となることを目指し、乳がん医療発展のため、社会に貢献することを目的とする。
「乳がん患者の社会復帰を支援する」
「乳がん早期発見早期治療のための啓発活動」
1988年設立
2015年現在の会員数 104人
代表 宮城 慶
             TEL   090-3786-7865
 ピンクリボン3つの祈り
 乳がんの早期発見が大事なことをあなたに知ってもらうために
 乳がんで治療中のあなたに、愛と勇気をおくるために
 乳がんで亡くなったあなたを忘れないために
 ピアとともに    代表 宮城 慶
会報「かがやき」(2017年7月発行)より
徳島の会員の7人(全員)が初めて会った日のことをついこの間のように思い出します。
希望もなく一人、暗い生活を送っていたころです。同じ痛みを持った友と話すうちに「一人じゃないんだ」とだんだんと心の元気を取り戻していきました。それから、あけぼの会徳島支部が1988年2月に誕生しました。
最近、ピアサポートという言葉を耳にされると思います。ピアサポートとはがんという病気を体験した人やその家族などがピア(仲間)として「体験を共有し、ともに考える」ことでがん患者やその家族などを支援していくことです。まさしく私が元気を取り戻したのはピアサポーターのおかげ。
あけぼの徳島では毎月1回、グループによるサポートサロン(あけぼのサロン・かがやきサロン・シスターのおしゃべり会)を開いています。仲間と会える場です。一度いらっしゃいませんか。
また、あなたのまわりにも乳がんで悩んでいる人がいたら話を聴いてあげてください。あなたの体験がきっと役に立つはずです。
設立より29年。誰かの役に立ちたいと思って始めた会なのに、むしろ自分が支えられていると気づき、生きる元気をもらっています。